古事記の国づくり神話に対比しながら、現代の男女が結ばれるまでを描く。現代のいざなぎ、いざなみが軽妙酒脱に会話する。原作：堀田善衛、構成：制作集団水の会、音楽：団伊久磨。出演：フランキー堺、中村メイコ、滝沢修ほか。

鵜飼船上の座談会。出席は九重親方（元千代の山）、立行司・木村庄之助（２４代）、評論家・渡辺紳一郎氏、千代菊株式会社社長・坂倉又吉氏ほか。

これからの活躍が期待される新進歌手を紹介する、１９６３年の年始番組。◆４人の新人歌手を、それぞれの後見人が推薦する。出演：丘野美子、三遊亭小金馬、高橋元太郎、中村八大、コロムビア・ローズ、斎藤まつ枝、鈴木ヤスシ、渥美清。

白山連峰の麓、粟津温泉（石川県小松市）に伝わる「おっしょべ節」を紹介する。歌は、温泉宿で働くおすえという子守り女と向かいの旅館の下男・竹松の恋物語を歌ったもの。

五代目古今亭志ん生をこよなく愛した安藤鶴夫氏が、脳卒中で倒れながらも約１年ぶりに高座に復帰した志ん生を語る。

祭を明日にひかえた下町の子どもの気分、路地に響く祭ばやし。三社祭を中心に江戸以来の祭と下町人情を安藤鶴夫氏が語る。

「おたた」は愛媛県松前町の女性行商人の呼称。頭に桶をのせ松山市や近郊に魚を行商した。彼女たちが道すがら唄った歌を紹介する。

安藤鶴夫氏が、師と仰ぐ劇作家・久保田万太郎の新盆を前に、その出会いと敬愛の情をそくそくと語る。