寛永２１年（１６４４）、越前三国を出港して暴風雨にあい漂流、現在のウラジオストクの地に漂着した人々が苦難のすえ帰還するまでを、そのうちの一人の少年の成長を中心に描く。史実に基づき推理も働かせたドラマ。原作：小林巌「一揆と飢餓と漂流と」。脚本：藤井青銅。出演：永井一郎、田中秀幸、草尾毅ほか。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は関光夫さんが出演する３回連続の１回目。◆テーマは「映画音楽と私」その１。映画音楽の放送を、昭和２２（１９４７）年から４０年も続けたという関さん。決められた時間内で、音楽はもちろん映画全体の解説までするのは難しかったと振り返る。◆聞き手は中田薫アナウンサー。

日本医科大学の丸山千里博士が開発したワクチンが抗ガン剤として認可されていない現状を、共同研究者をはじめ関係者の証言によって多角的に描く。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は大井安正さんが出演する２回連続の２回目。◆テーマは「日曜日の昼を沸かせた・のど自慢」。大井さんが司会をしていた当時、「のど自慢」のオーソドックスな曲は「ニコライの鐘」「長崎の鐘」「兄弟仁義」「君こそわが命」「学生時代」などで、まさに時代を反映していたと語られる。◆聞き手は中田薫アナウンサー。

差別にこだわり、ライフワークとして小説「橋のない川」の執筆を続けた住井すゑさんの思想と人間的魅力を長時間インタビューで伝える。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は塚越恒爾さんが出演する３回連続の３回目。◆テーマは「主婦向けのワイド番組」。昭和４０（１９６５）年に婦人向けワイドショー番組「午後のひととき」がスタートした。番組は１年後に「こんにちは奥さん」となり、その後「奥さんごいっしょに」と衣替えをする。司会を担当していた塚越さんが当時を振り返る。◆聞き手は加瀬次男アナウンサー。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は米田武さんが出演する３回連続の３回目。◆テーマは「放送史の中のアナウンサー」その３。戦前と戦後の放送を比較すると、番組内容が大きく変わったのに伴って、アナウンスも「読み上げる」講演形式から「話し掛ける」対話形式へと変化した。現在はアナウンサーの話す標準語が放送を通じて全国に浸透しており、また時代とともにアナウンスは速くなっているという。◆聞き手は加瀬次男アナウンサー。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は塚越恒爾さんが出演する３回連続の２回目。◆テーマは「よど号事件と情報」。昭和４５（１９７０）年３月３１日、羽田を出発して福岡に向かっていた日本航空の「よど号」が赤軍派の学生にハイジャックされた。情報が少ない中、塚越さんは昼から真夜中まで、ほとんど一人で特設スタジオからニュースを放送した。◆聞き手は加瀬次男アナウンサー。