原爆が投下された８月６日は広島の命日であるという視点から、平和への祈りをこめた詩と、美しく悲しげな音楽で構成する。原爆投下後の様子を細かく描写した詩が戦争、原爆の恐ろしさを伝える。作詞：米田栄作、作曲：市場幸介。朗読：山田廸孝、園田京子。演奏：ＲＣＣ放送管弦楽団、合唱：ＲＣＣ放送合唱団。

毎回２チームが出場して、自慢ののどを披露する職場対抗歌合戦。この回は、南日本新聞社対ラジオ南日本（現・南日本放送）。司会は岩橋健正アナウンサー。人気を博した公開録音番組。

長期欠席者の多さに悩むある中学の女性教師が家庭訪問を重ねていく手法で、経済面での貧困など社会的な背景を浮彫りにする。

第１放送、第２放送から同時に放送され、これを２台の受信機で聞いてステレオで楽しむ世界最初の立体放送による定時番組「立体音楽堂」。この回は、ミュージカルドラマ「かもとりごんべい」。たくさんのカモを網にかけたごんべいが、カモの力で空中に飛び上がってしまう。カモの声は上野動物園で収録されたもの。作：伊藤海彦、音楽：富永三郎。語り手：小沢栄、出演：土方功、関弘子ほか。

司会の中田ダイマル・ラケットがパチンコの是非をテーマにした漫才を披露した後、会場の聴衆の意見を聞きながら話を展開する。大阪・日本橋の松坂会館での公開録音。

タッちゃん、お兄ちゃん、母親代わりのお姉さんの３人を主人公に、身近な家庭の出来事描く幼児向け番組。中村メイコが一人で何役もの声を使い分けて独特の雰囲気を出した。３年半続いた人気番組の最終回（１３５回）は「夏休みの回りどうろう」。タッちゃん兄弟の夏休みの生活を描く。作：筒井敬介。

唄をもとにして、相馬・原町地方に伝わる野馬追いや神事を紹介する。

有名、無名を問わず心の指標となるような人物の業績、人柄をドラマ形式で描く「光を掲げた人々」。この回は、理化学研究所所長として多くの科学者を育てた大河内正敏氏（１８７８・１９５２）を紹介する。作：里村浩二、音楽：大中恩。語り手：樫村治子、出演：村上冬樹、小池明美、池田忠夫ほか。