中学生の娘へのいじめに気付いた精神科の医師が、心理治療も兼ねた日記を綴らせる。大学ノート２冊にもなった日記は、巧妙ないじめの手口で埋まった。番組は日記の朗読と両親の憤り、関係者への取材で構成する。教育現場の実態を明らかにしながら、いじめの本質に迫っていく。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は平田悦朗さんが出演する２回連続の１回目。◆テーマは「心に刻まれた四大公害」。昭和４５（１９７０）年、それまでの高度経済成長を象徴するイベント・大阪万国博覧会が開催された。しかし一方ではその経済成長の“つけ”ともいえる公害問題が各地で起こり、公害裁判が行われていたのである。平田さんは四大公害事件といわれる裁判の判決をすべて中継した。◆聞き手は加瀬次男アナウンサー。

全共闘運動に挫折し、会社に身を捧げ、バブルの崩壊で再び挫折に直面する男を主人公に、団塊世代の生き方、そこに映しだされる日本社会のありようを問う。作：竹内日出男。出演：蟹江啓三、園田裕久ほか。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。２回シリーズで女優の幸田弘子さんを迎える。第１回は、俳優から朗読へと進んだいきさつ、源氏物語への思い入れなどを伺う。聞き手は和田篤。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は平田悦朗さんが出演する２回連続の２回目。◆テーマは「浅間山荘の長い一日」。昭和４７（１９７２）年２月１９日、軽井沢にある浅間山荘に、連合赤軍の過激派といわれるメンバーが人質をとって立てこもるという事件が起こった。２月２８日、警察との銃撃戦の末に犯人は逮捕され、人質は救出されたが、当日は朝９時４０分から夜８時まで１０時間に及ぶ大中継放送となった。中継した平田さんが当時を振り返る。◆聞き手は加瀬次男アナウンサー。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。４回シリーズで気象キャスターでエッセイストでもある倉嶋厚さんを迎える。第４回は雲について伺う。聞き手は秋山和平。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。４回シリーズで演劇評論家の渡辺保さんを迎える。第２回は台詞の面からの近松門左衛門、鶴屋南北、河竹黙阿弥について伺う。聞き手は和田篤。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は相川浩さんが出演する連続２回の１回目。◆テーマは「黙るアナウンス」。小沢昭一さんと二人で「趣味とあなたと」という番組の司会をしているとき、喋ることについて悩んだという相川さん。番組の中で喋らない、写らないことを楽しめるようになったら、何か開けたような気がしたと語る。◆聞き手は宮川俊二アナウンサー。