１９９４年の大晦日、伝説の小人「ニングル」の取材にきたラジオディレクターに、富良野の森にひとり住む男が２０年前にニングルをめぐって起こった事件を語る。脚本：倉本聰、吉田紀子。出演：時任三郎、中井貴一、石橋蓮司ほか。

毎週金曜日朝７時半から１０時間３０分の長時間ワイド番組。パーソナリティ中田美知子が切れ味鋭く、かつ優しく魅力的におくる生放送。◆オープニングトークに続いて、「ウィークリーニュースギャザリング」で国内政治、南アフリカ問題、食と文化についての最新情報を伝える。「音楽図鑑」はテーマ“フレンチ・ポリネシアの休日”ということでリラックスミュージックを紹介し、「ダイアンブラウンの１０」ではタクシー会社の食堂から中継。「かくしキャラあてクイズ」答え合わせの後、「ボズのスポーツ教室」で乱闘事件と広島のチームについて解説する。

山口県豊北町の土井ケ浜遺跡は貝砂の砂丘にあるため、発掘された弥生人の骨は完全な形に保たれていた。発掘された三百余体の調査から明らかになった弥生人の暮しや社会構造を考察する。

国の指導で経営の大型化が進められてきたイカ漁。しかし“イカの港”と呼ばれている青森県八戸港では、イカ漁船の廃船・解体が続いているという。遠洋イカ漁の漁労長夫妻の話を軸に、国策に翻弄される漁業の現状を報告する。

歌手・真理ヨシコさんは、「赤い靴」「十五夜お月さん」などで知られる作曲家・本居長世の埋もれた童謡を掘り起こし、各地に広めようと歌の旅を続けている。彼女のコンサートの模様を追う。

現代考古学の出発点といわれる静岡市登呂遺跡の発見から５０年。遺跡発掘に青春をかけた大塚初重氏が、戦後の価値観の激変の中で教育者への道を選び、考古学者として今日に至るまでの生き様を描くドキュメンタリー。語り：七尾伶子。

ライブハウス「だびよん劇場」のあるじで役者でもあった牧良介が亡くなって一年。ゆかりの歌手や役者たちにより、なくなった劇場が再現された。いない人に話しかけるかのようにステージは進行する。舞台を収録したものを構成、編集し放送。

宮城県唐桑町の漁民たちが山に木を植えはじめて６年。カキ養殖を営む彼らには「海が豊かであるためには、川や山が豊かでなければ」という思いがある。自然環境や生態系の保護のあり方を考える。