昭和２１年夏、復員兵や引き揚げ者を乗せ、鹿児島港から奄美大島に向かっていた「宝栄丸」が遭難し、多数の死者が出た。女性史サークルで雑誌を発行している女性が、その惨事の真相を明らかにするため関係者の取材を続ける。

哲学を扱ったベストセラー作品「ソフィーの世界」をドラマ化。ごく普通の１４歳の少女ソフィーが、１通の手紙をきっかけに「自分の存在」と言うものを考え出す。全２回中の１回目。原作：ヨースタイン・ゴルデル、訳：池田香代子、脚色：蓬莱泰三、音楽：吉川和夫。出演：島本須美、鈴木瑞穂、津嘉山正種、毬谷友子ほか。

安全な加熱製剤の承認後も汚染された非加熱製剤の出荷が続き、血友病患者のエイズ薬害が問題となった。しかし、血友病患者以外の薬害も存在していた。関係者への取材を通し事実を明らかにする。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。料理研究家の辰巳芳子氏は、素材を活かした料理で知られ、和洋の違いにとらわれず料理の幅を広げてきた。２回目は、料理力を育ててくれ、影響を受けた人として、母、そして加藤正之氏らについて語る。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。早乙女勝元氏は作家活動を続けながら、東京大空襲を記録する会を結成し、平和運動に携わってきた。２回目はようやく建設に向けて動き始めた東京都の平和記念館について、どんな施設にすべきか構想を語る。

りんご農家の人たちとりんごを食べている人たちがそれぞれ持っているりんごへの様々な思いを手紙、はがき、電話、ＦＡＸで集め紹介する。加えてりんご園で働く人たちの生の表情を伝える。

ＮＨＫが半世紀にわたって記録してきた２万曲の日本民謡の中から紹介する番組。東西異なる地域の唄を聴き比べていく。解説は音楽学者の小島美子さん。◆今回は福井民謡と和歌山民謡の２回目。両県に伝わる果物の収穫と運搬の唄を聴き比べる。曲目は和歌山の「柿採り唄」、福井の「梅もぎ唄」「梅運び唄」。

病気でねたきりの作家・三浦綾子さんと、口述筆記のパートナーとして妻の創作活動をささえてきた夫の光世さん。お二人に夫婦がつむいできた愛と、時代への思いをインタビューする。