旅の先々での人、物、自然とのふれあいをウィットに富んだトークと季節の詩でつづる。この回は東京都多摩郡五日市町を訪れた際の話。町の郷土館にある「五日市憲法」についても語られる。

李順子が歌う「キン・アリラン（長いアリラン）」に魅せられたレポーターが、彼女の生い立ちや在日韓国人としてのアイデンティティ確立の経緯を追う。

巨大都市に生きる若者がひとりの少女との出会いによって変わっていく過程を音で表現。ファンタスティックな雰囲気と都市生活者の人間喪失感を浮きたたせる。原作：日野啓三、脚本：川崎洋。出演：加藤健一、斉藤とも子。

倒産寸前だった函館の造船会社が、新しい経営者による徹底した合理化によって再建された。企業再建の影にある人間模様を追う。

鹿児島県知覧には特攻戦没者１０３６人の霊が眠っている。特攻隊長として知覧から沖縄に飛び立ち戦死した朝鮮人少尉の兄が、戦没者追悼式ため韓国から来日。日本人として戦った弟の足跡をたどる。

鍾乳洞の中には水、風、石、生物の発する様々な音がある。それら神秘的な音を聞き、３億年前にまで遡る洞窟生成の歴史を探る。案内役は庫本正さん（秋吉台科学博物館館長）。

広島で被爆し亡くなった女優・園井恵子の生涯と、彼女が所属していた移動劇団「桜隊」の記録を関係者の証言で綴る。

障害児の長男を持つ５人家族が、その長男の２０歳の自覚によって一筋の光明を見出し、共に新しい出発を願うまでを描く。原作：大江健三郎、脚本：森崎和江、音楽：毛利蔵人。出演：鈴木瑞穂、日色ともゑ、山本基之ほか。