古き時代より口から口へと語り継がれてきた秋田の昔話の数々を方言で語る。頭の上に柿の木が生えてしまった男の話と、だんぶり（とんぼ）の後を追ったのがもとで長者になった男の話。

浅田次郎の短編集「鉄道員」から「ラブ・レター」をラジオドラマ化。◆四十路を過ぎてうだつのあがらない男、吾郎。裏ビデオ屋の店長をして逮捕され、釈放された吾郎を待っていたのは、偽装結婚した後一度も会ったことのない妻、白蘭の死の報せだった。原作：浅田次郎、脚本：会沢展年。出演：下條アトム、菅野美穂、松田洋治。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。宮城まり子さんは１９６８年に静岡県浜岡町に肢体不自由児の養護施設「ねむの木学園」を開設し、障害を持つ子ども達の福祉と教育に献身してきた。２回目は、ねむの木学園で力を入れている情操教育について語る。宮城さんは「人間は誰でも無限の可能性を持つ」と考え、絵や音楽で子ども達の創造力を引き出す取り組みを行っている。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。２回シリーズで民俗学者で地名研究家の谷川健一さんを迎える。第２回は地名と伝承、動物と地名の関わりなどについて。聞き手は秋山和平。

古き時代より口から口へと語り継がれてきた秋田の昔話の数々を方言で語る。長い名前がもとで災難に遭う子供の話と、人のいいおじいさんと隣りのずるくてけちなおじいさんの話。

古代狩猟民の流れと言われる「マタギ」で全国的に知られている山形県小国町の小玉川集落を継続取材し、狩りや暮らしの実態、マタギ文化やその哲学を描き出す。番組では同集落で開催された「マタギサミット」の様子が紹介される。野生動物保護の世論が高まる中、人間と自然との新しい関係づくりを提言する。

大阪の小学校教諭である男性。彼は戦後の混乱期に駐留アメリカ兵と日本人女性の間に生まれた。そして差別や出生の悩みを乗り越え、「自分らしさ」を見つけてきた。双子の弟との数奇なエピソードなどを交え、その半生が本人の回想や周囲の証言を通して綴られる。

小・中学生の歌唱、演奏を収録し、審査、表彰を行う。この回は西日本大会の各部門で最優秀賞を受賞した小学校の児童による歌と演奏を送る。曲は「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」ほか。