１８９３年４月、信越本線は横川～軽井沢間のアプト式鉄道の開通で全通した。しかし新潟～高崎間のうち、横川～軽井沢間が１９９７年９月で廃止となった。１０４年にわたって、人と物、そして希望と涙を運んだその足跡を、機関士や駅長など信越線に関わってきた人々へのインタビューで振り返る。

海外のカラオケ事情に詳しい二人のゲストを迎え、アジアや英国での体験をもとにカラオケ論を展開する。カラオケがなぜアジア人の心を捉えて普及していったのかを探っていく。世界各地のカラオケ事情が語られるうちに、アジア人と欧米人のコミュニケーション方法の違いが浮き彫りになる。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。２回シリーズで名古屋近辺の若者言葉を調査している加藤主税さんを迎える。第１回は死語やニックネームのつけ方など。聞き手は秋山和平。

舞台美術家の妹尾河童氏は、改名する前は「肇（はじめ）」という名だった。妹尾氏が少年時代の想い出を元に執筆した半自伝的小説「少年Ｈ」をラジオドラマ化。好奇心と正義感あふれる少年Ｈの目線で、戦前から戦後の日本の姿を綴る。全２回中の１回目。原作：妹尾河童、脚本：山元清多、音楽：佐久間順平。出演：橋爪功、下塚誠、山下智子ほか。

ラジオ番組制作の音響・効果担当として、ドラマやＣＭの分野に数多くの業績を残してきた南二郎さんに話をきく。道具を使っての音の実演や、南氏が制作したＣＭ作品なども紹介。聞き手は俳優の西田敏行。

１９５２年に始まり以後１７年間日本の洋楽界をリードし続けた「Ｓ盤アワー」が、往時の雰囲気そのままで２８年ぶりに復活。第２夜はエルビス・プレスリーと５０年代ベストヒット。ＤＪ・帆足まり子。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。２回シリーズで民俗学者で地名研究家の谷川健一さんを迎える。第２回は地名と伝承、動物と地名の関わりなどについて。聞き手は秋山和平。

古代狩猟民の流れと言われる「マタギ」で全国的に知られている山形県小国町の小玉川集落を継続取材し、狩りや暮らしの実態、マタギ文化やその哲学を描き出す。番組では同集落で開催された「マタギサミット」の様子が紹介される。野生動物保護の世論が高まる中、人間と自然との新しい関係づくりを提言する。