古き時代より口から口へと語り継がれてきた秋田の昔話の数々を方言で語る。天狗に空を飛べる扇を借りたおじいさんの話と、三枚のふだの力で鬼ばばのもとから逃げ出す子供の話。

世界的ヴァイオリニストで指揮者でもあったシモン・ゴールトベルクが１９９３年夏、富山県立山で永眠した。夫人のピアニスト山根美代子さんの回想を通じて、彼の波乱の生涯と音楽特性を探り出す。◆ポーランド系ユダヤ人のゴールトベルクは、ナチスドイツの迫害や日本軍による抑留など、差別と困難に遭遇しながらも音楽への情熱を失わず、驚くべき集中力で自らの演奏を高めていく。戦後は日本を活動の拠点に後進の指導にあたり、夫人とのデュオ活動を続けた。◆ゴールトベルクの生涯を数多くの人に語ってもらい、「戦争と平和」「情熱と生命」「音楽と人生」そして「男と女」、様々な命題を投げ掛ける。

日曜日午後のワイド番組。この回は「ハマっているもの」というテーマでリスナーからコメントを募集するほか、「鶴の恩返し」を方言で演じようという九州の小学生に協力するため、実際に甲州弁で演じてみせる。パーソナリティは大柴堅志、西川紀代美。

ラジオ番組制作の音響・効果担当として、ドラマやＣＭの分野に数多くの業績を残してきた南二郎さんに話をきく。道具を使っての音の実演や、南氏が制作したＣＭ作品なども紹介。聞き手は俳優の西田敏行。

動物園はかつて動物の数を競う時代があり、終戦直後は市民の安らぎの場となり、現在は種の保存に取り組む場へと変ってきた。動物園のあり方の変化を関係者へのインタビューを交えて伝える。◆開園６０周年を迎えた名古屋市の東山動物園、最古参のカバ「重吉」（推定４８歳）が番組の主人公。重吉の独白で番組が進行する。

日曜日の午前１１時～午後４時放送。５時間という限られた放送時間の中で毎週いろいろなテーマに挑戦する「５時間チャレンジ」のコーナーの中から、１年以上続いた「空き缶拾い」シリーズの最終回の模様を送る。メインパーソナリティはＦＥＣのファニーズ渡久地政作。

平日ランチタイムに生放送で送る音楽番組。邦楽、洋楽を問わず新作アルバムの特集が中心。ＦＭ山口の開局とともに放送開始。（１９８５年１２月～２００１年９月放送）。この回はＬｅＣｏｕｐｌｅ（ルクプル）を特集する。パーソナリティは新井道子。

外洋客船の船長として、４４年間にわたり地球を８６周したという弓場通義さん（ドラマの中では弓削光晴）の実話をもとにしたドラマ。前編では、昭和１８年の初乗船から太平洋戦争が終わるまでが描かれる。脚本：麻創けい子。出演：上田定行、杉浦俊、柾木卓ほか。