舞台美術家の妹尾河童氏は、改名する前は「肇（はじめ）」という名だった。妹尾氏が少年時代の想い出を元に執筆した半自伝的小説「少年Ｈ」をラジオドラマ化。好奇心と正義感あふれる少年Ｈの目線で、戦前から戦後の日本の姿を綴る。全２回中の１回目。原作：妹尾河童、脚本：山元清多、音楽：佐久間順平。出演：橋爪功、下塚誠、山下智子ほか。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。宮城まり子さんは１９６８年に静岡県浜岡町に肢体不自由児の養護施設「ねむの木学園」を開設し、障害を持つ子ども達の福祉と教育に献身してきた。３回目は、この年（１９９７年）春に予定されている「ねむの木村」への移転について。そこに植えた２００本の桜に込めた思いを語る。

世界的ヴァイオリニストで指揮者でもあったシモン・ゴールトベルクが１９９３年夏、富山県立山で永眠した。夫人のピアニスト山根美代子さんの回想を通じて、彼の波乱の生涯と音楽特性を探り出す。◆ポーランド系ユダヤ人のゴールトベルクは、ナチスドイツの迫害や日本軍による抑留など、差別と困難に遭遇しながらも音楽への情熱を失わず、驚くべき集中力で自らの演奏を高めていく。戦後は日本を活動の拠点に後進の指導にあたり、夫人とのデュオ活動を続けた。◆ゴールトベルクの生涯を数多くの人に語ってもらい、「戦争と平和」「情熱と生命」「音楽と人生」そして「男と女」、様々な命題を投げ掛ける。

日本が挙国一致で戦争への道を突き進んでいた頃、内なる思いを詩に託した少年がいた。苦難の時代、戦争一色の中で真実を見つめようとした少年の姿を、詩の朗読とドラマで綴り、５０余年後の現在をオーバーラップさせる。原作・主人公は熊本出身で、「猪本画法」と言われる独自のテクニカルアートの世界を築き上げ、いまや国際舞台で活躍する猪本義弘さん。

平成９年１月に発生したロシアタンカー沈没による重油流出事故は、日本海側の各府県に大きな被害をもたらした。中でも福井県三国町には大量の重油が漂着、その惨状は連日マスコミ各社によって全国に伝えられた。しかし集中的な報道がなされた一方で、最も必要な情報は何であったのか。行政、マスコミ、ボランティア、漁業関係者の声を聞き、事故が残した教訓を多角的にリポートする。

日曜日午後のワイド番組。この回は「ハマっているもの」というテーマでリスナーからコメントを募集するほか、「鶴の恩返し」を方言で演じようという九州の小学生に協力するため、実際に甲州弁で演じてみせる。パーソナリティは大柴堅志、西川紀代美。

パーソナリティの矢野きよ実が、リスナーからの葉書やＦＡＸをもとに音楽を交えてトークする。この回は、嘉門達夫をゲストに迎えて「替え歌クラシックメドレー」や「諸行無常？」などの曲を聞く。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。宮城まり子さんは１９６８年に静岡県浜岡町に肢体不自由児の養護施設「ねむの木学園」を開設し、障害を持つ子ども達の福祉と教育に献身してきた。２回目は、ねむの木学園で力を入れている情操教育について語る。宮城さんは「人間は誰でも無限の可能性を持つ」と考え、絵や音楽で子ども達の創造力を引き出す取り組みを行っている。