脳性麻痺のため言語障害と歩行困難を持つ女子高校生が、自らの１７年間を「これが私の生きる道」という作文に綴った。コンクールで最優秀賞を受賞したその作文をもとに、本人、家族、友人らの声で構成する。

今は昔、その里では６０を超えた老人は、里から離れた蕨野の丘へ行くならわしあった。姥捨（うばすて）を題材にして、生きることの悲しみと美しさ、老いてなお他者へのいたわりと生への執着を失わない老人たちの姿を描いた物語。全２回の前編。原作：村田喜代子、脚本：竹内日出男、音楽：北爪道夫。出演：鈴木光枝、若村麻由美、北村和夫ほか。

帰化申請中、あるいはすでに帰化した４人の在日韓国・朝鮮人を取材。国籍に対するこだわりや民族名と日本名のどちらを選択するかといった彼らの悩みや夢を浮き彫りにしていく。

青森県は自然・文化など、あらゆる分野で音の宝庫といえる。それらの音を社会的視野から捉え直し、「民衆にとっての真実とは何か」をコラージュ形式の“音の曼陀羅”として描く。◆「どしてらば」とは、「どうしてた？　元気だったか？」という意味の津軽の挨拶。青森の人々が祖先から受け継いできた自然、祭り、信仰などに絡む音と音をつなぎ、日本中の一人ひとりに向けて「どしてらば」と呼びかける。

近未来のオオサカシティを駆けるストリートキッズたちの活躍を描くシリーズ。全１０回の第９回。中国マフィアが逮捕され一安心のタケルたちはオオサカとナラの境目にあるフタカミ山にやってくる。作：松本雄吉、音楽：内橋和久。出演：劇団維新派、田辺泰志、岩村吉純ほか。

リスナーからのＦＡＸ、電話、葉書などのリアクションや街の話題などを織り混ぜて送るワイド番組。その日の新聞記事に関する問題に答えるクイズコーナー「つボイにチャレンジ」など多くのミニコーナーがある。

近未来のオオサカシティを駆けるストリートキッズたちの活躍を描くシリーズ。全１０回の第１回。少年院を脱走したタケルの頭の中で謎の少年からの助けを求める声が響く。作：松本雄吉、音楽：内橋和久。出演：劇団維新派、田辺泰志、岩村吉純ほか。

阿賀野川流域の多くの人々の運命を変えた新潟水俣病。平成８年の第二次水俣病訴訟和解で事件はおさまると思われた。しかし第一次訴訟の人々、第二次訴訟の人々、訴訟に参加せずに和解金だけ手にする人々…、地域の人々の間には深い溝とわだかまりが残った。そのような中で住民が取り組み始めた地域再生の道をさぐる活動を伝える。