昭和４４年夏の甲子園で三沢高校が闘った延長戦と戦没野球選手をモチーフに、パロディーの手法で平和への祈りを描くドラマ。◆ここ数年、地区大会でも勝てない弱小の高校野球部に、盲目の老婆が新しい監督としてやってくる。するとチームは県予選で奇跡の快進撃をみせて甲子園出場を決めてしまう。なんと、三段に落ちるドロップを投げるエース・相内の投球フォームは、戦没した名投手・澤村英治にうりふたつであった。脚本：畑澤聖悟。出演：愚安亭遊佐、福士憲治ほか。

大晦日スペシャルの生番組。２０世紀最後の日に、リスナーに罪を「懺悔」してもらい、また、新世紀への抱負を大分独特の「たいらく」＝大きいこと、自慢話、ホラ話で表現してもらう。宇佐神宮前の土産物店、平松守彦・大分県知事、町おこし仕掛人などにも電話をつなぐ。「懺悔大賞」と「たいらく大賞」を発表する。

毎日のニュースを関心度によってベストテン形式で紹介する番組。パーソナリティは小川和幸。◆この日は有珠山噴火の際の、ラジオ放送の速報体制を検証する特別番組。災害報道のあり方を問うとともに、今後の課題を明らかにする。

平日夜のワイドＤＪ番組。この回のパーソナリティは「すだち」の２人（豪徳寺康成、美馬弘一郎）と居村章子。「イフイフのコーナー」「タイフウイッカのコーナー」「章子のウラ占い」「留守電天国」などで構成。

リスナーの意見を積極的に紹介する平日午後の生ワイド番組。パーソナリティは相本芳彦と武道優美子。この回は、毎週木曜日の企画「富山県民１００万人アンケート」で、テーマは「北陸新幹線いる？いらない？」。新幹線の必要性について寄せられた意見や関係者インタビューなどを紹介、県民の真意を問う。

日本の写真家たちが「世界のヒバクシャ」写真展を国内外で開催している。戦後５５年の軌跡をたどり、ヒバクシャと写真家へのインタビューを中心に核の廃絶を訴えるドキュメンタリー。◆１９４５年８月から５５年。もはや広島・長崎の被「爆」者だけでなく、核実験や原子力発電所の事故によるたくさんの被「曝」者が、世界各国で苦しみ続けている。

言葉の聞き取り、発音、読み書きが不自由になる失語症。脳動脈瘤破裂で倒れ、失語症と右半身麻痺に陥った女性に取材する。彼女の言葉を回復しようと奮闘する夫や家族の愛情深い取り組みを通して、医学的にも未解明であり、社会的にも理解が進んでいない失語症の実情を検証する。

１９９８、９９年の２年連続で自殺者が３万人を越え、労働省はその理由をリストラや過労が原因だと発表した。雇用する側の企業に対して責任を問う、過労自殺訴訟も起きている。そして自殺で親をなくした子供たち・自死遺児も増えている。自ら命を絶った肉親に悩み続ける、残された家族の声を聞く。ニッポン放送報道スペシャル。