静岡県は全国でも有数のお茶産地。かつて茶畑では作業歌として「茶摘み歌」や「茶節」が歌われていた。しかし作業の機械化やお茶農家の高齢化が進み、今となってはごく僅かしか茶摘み歌を知る人はいない。一人の外国人の目を通して、茶摘み歌の起源や歌の中にある昔の暮らし、人々の思いを探る。

盲目のテノール歌手・天野亨さんがコンサートを開いた。歌唱・演奏するのは目の不自由な人たち。一緒にステージに登る、彼らのパートナー・盲導犬たちの目を通じて、コンサートの模様と出演者たちの様々なエピソードが紹介される。

北海道旭川市出身の作家・三浦綾子さんの生涯を、生前のインタビューや夫・光世氏の話でたどる。また晩年の作「銃口」執筆のエピソードを編集者の話などで紹介する。◆小説「銃口」のテーマは「昭和という時代の総括」であった。そして話の核に据えたのは戦時中の「北海道綴方教育連盟事件」。当時、三浦さん自身も小学校の教師として軍国主義教育の中にいたのである。

栃木県は人口あたりの自動車保有台数が全国で最も多い。「クルマとの生活」をテーマに様々な角度から自動車に関する情報を紹介する番組。◆この回はクラシックカーのイベント「日光まろにえラン」を取材し、古き良き時代の名車とそのオーナーたちの素顔に触れる。

土曜日午後の生ワイド番組。パーソナリティは伊藤敦基と唐沢夏子。◆この回のテーマは「こんな大人になりたくない」。中高生への街頭インタビューを導入として、小学生、女性経営者、リストラ経験者たちによる座談会の様子を紹介。研究機関の調査データを織り交ぜて解説し、ＦＡＸでリスナーの意見も募る。

１９５０年代後半をモチーフに「現実」と「幻想」の間を行き来しながら、自らの人生の物語を再び見つけ直そうと格闘する老人の精神の軌跡を描くドラマ。劇作家シリーズの第５回。作：福田善之、音楽：西村勝行。出演：山本學、今井朋彦、森村冬子ほか。

北海道にゆかりの人物、開拓や発展に尽くした人物を、ドキュメンタリータッチに朗読で紹介する番組。（２０００年１０月８日放送開始）◆この回は、松浦武四郎を取り上げる。１９世紀の日本が生んだ北地探検家である武四郎。明治維新後、蝦夷地を「北海道」と名付けたのは彼であった。

死刑が確定した囚人から、彼を担当した弁護士のもとに「私の骨を拾って欲しい」との手紙が届いた。執行の日がいつ訪れるともわからない死刑囚の生活とはどのようなものなのか。獄中で自殺したある死刑囚の心理を担当弁護士との交流を軸に描く。また関係者や一般市民へのインタビューを交え、死刑制度について考える。