元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は島浦精二さんが出演する２回連続の２回目。◆テーマは「熱狂を呼んだオリンピック実感放送」。昭和７年のロスアンゼルス五輪は、オリンピック委員会と放送会社の話し合いの行き違いから、実況中継放送ができなくなる。そこで感じたように「実感放送」することとなり、島浦さんが担当となった。◆聞き手は相川浩アナウンサー。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は仁平武男さんが出演する２回連続の１回目。◆テーマは「私はＲＦＤ・農事放送担当者」。ＲＦＤ＝農事放送担当者とは、アメリカに範をとりＣＩＥの助言で設置されたもの。仁平さんは、昭和３１年ＮＨＫ甲府放送局からＲＦＤとアナウンサーを兼務、とにかく忙しかったと語る。◆聞き手は植木彰アナウンサー。

バングラデシュから出稼ぎにきた青年が首都圏で働く同胞たちを訪ねる。生活習慣、文化の異なる日本で黙々と働く彼らだが、日本を知れば知るほどこれが豊かな国の姿かと複雑な心境になるという。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は青木一雄さんが出演する４回連続の４回目。◆生放送時代の話から、敬語の問題（特に宮廷敬語）や料理番組での言い間違いなど、アナウンサーの苦労が語られる。◆聞き手は福井義典アナウンサー。

旧満州開拓という国策を担って中国東北部に渡るが、戦後の混乱の中、夫はシベリア抑留後に帰国、妻は中国に残留。妻はその後中国人と結ばれた。この夫婦の戦後をとおして庶民にとって戦争とは何であったかを描く。

名古屋鳴海球場で行われた日本初のプロ野球試合、金鯱対巨人。この試合にトップバッターで出場した島秀之助さんが当時を振り返る。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は庄司寿完さんが出演する。◆テーマは「鳳来寺山の仏法僧中継」。昭和１０年、ＮＨＫ名古屋放送局で、三河鳳来寺山から仏法僧の鳴き声中継を計画した。（当時「仏法僧」は謎の鳥とされていた。）担当アナウンサーであった庄司さんの苦心談を聞く。◆聞き手は梶原四郎アナウンサー。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は秋山雪雄さんが出演する４回連続の４回目。◆テーマは「共通語の成立」。音声言語としての日本語の歴史的成立過程について語られる。どこででも通じる共通語が日本語の中に生まれているのは文明国としてひとつの強みだ、と秋山さんは言う。◆聞き手は相川浩アナウンサー。