豪雪で知られる岩手県湯田町。「雪で町興しを」と若者たちが雪合戦に取り組み、世界大会で２年連続の優勝を果たした。しかし、今回の大会に一緒に参加するはずだった北海道壮瞥町チームは、突然の有珠山噴火により欠場を余儀なくされていた。湯田町の若者は義援金を北海道まで届けに行くことを決める。

ラジオの連続放送劇のおもしろさに夢中になった少年の物語。作詞家・阿久悠の自伝的小説をドラマ化。全４回の第２回。◆昭和２２年の夏休みのある夕べ、走は友達と噂になっていた「子どもの幽霊」を探しに出かける。そして東京からやってきた井本卓と出会う。卓は走と同じ小学５年生だが、東京での空襲以来、失語症になっていた。原作：阿久悠、脚本：東多江子、音楽：坂田晃一。出演：尾崎光洋、國村隼、宮田圭子ほか。語り：近藤正臣。

土曜日早朝のワイド番組。この回は「母の日スペシャル」。パーソナリティ・塚越孝が相撲力士や野球選手の母親のもとに出向き、ひざを交えじっくりと話をきく。登場するのは、デーブ大久保、巨人の上原浩治投手、大相撲の千代大海、武双山、出島、雅山のお母さんたち。母親の生きざま、子育ての苦労を紹介、そして子供に対する一途で大きな愛を浮かび上がらせる。

昭和４４年夏の甲子園で三沢高校が闘った延長戦と戦没野球選手をモチーフに、パロディーの手法で平和への祈りを描くドラマ。◆ここ数年、地区大会でも勝てない弱小の高校野球部に、盲目の老婆が新しい監督としてやってくる。するとチームは県予選で奇跡の快進撃をみせて甲子園出場を決めてしまう。なんと、三段に落ちるドロップを投げるエース・相内の投球フォームは、戦没した名投手・澤村英治にうりふたつであった。脚本：畑澤聖悟。出演：愚安亭遊佐、福士憲治ほか。

土曜日午後の生ワイド番組。パーソナリティは伊藤敦基と唐沢夏子。◆この回のテーマは「こんな大人になりたくない」。中高生への街頭インタビューを導入として、小学生、女性経営者、リストラ経験者たちによる座談会の様子を紹介。研究機関の調査データを織り交ぜて解説し、ＦＡＸでリスナーの意見も募る。

パーソナリティ・つボイノリオが、パートナーだった漫画家・ひさうちみちお氏をゲストに迎え、かつての深夜放送全盛時代のように番組を進行する。つボイ本人が残しておいた当時の番組に寄せられたハガキを読み、それをもとに「深夜放送論」「伝説のリスナーその後」「お便りの昔と今」などについて語る。また、深夜放送で育った有名人からのメッセージや、当時流行していた音楽や風俗も紹介する。

「サイトウ・キネン・オーケストラ」は指揮者・小澤征爾氏が、恩師・齋藤秀雄の同門の志を世界各地から呼び集めて結成する管弦楽団。そのオーケストラが中心となって毎年長野県松本市を会場に開催されるのが「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」である。◆番組は２０００年のフェスティバルから「ベートーベン・プログラム」を完全収録。フェスティバルを支えてきたボランティアや事務局の人たちへのインタビューを交えて構成し、スタジオゲストには小澤幹雄氏を迎える。終演後の征爾氏へのインタビューも収録。

毎日のニュースを関心度によってベストテン形式で紹介する番組。パーソナリティは小川和幸。◆この日は有珠山噴火の際の、ラジオ放送の速報体制を検証する特別番組。災害報道のあり方を問うとともに、今後の課題を明らかにする。