ＢＳＣ開局１周年記念特別番組「茶の湯をめぐる日本文化」全１０回シリーズの第１回。茶の湯に関連する日本文化の諸相について、茶室でとりとめのない会話を楽しむという設定の対談番組。◆第１回のテーマは「日本文化の美」。番組パーソナリティーの近藤道生氏が文学者の西山松之助氏を迎えて“主客一如の語らい”を楽しむ。江戸時代末期の嘉永文化を軸に、日本人の季節感、家元制度、茶杓づくりなどが話題となる。

岩手県釜石市の花柳界に伝えられてきたお座敷唄「釜石浜唄」は、かつて街の繁栄とともに盛んに歌い踊られ、市民に愛されていた。しかし製鉄所の高炉休止や主軸産業の漁業の不振などにより、街の活気がなくなって浜唄も人々から忘れ去られていった。そんな中、７６歳の今も現役でお座敷を守る藤間千雅乃さんは、ただ一人で浜唄を歌い続けている。藤間さんの生き方を通じて「釜石浜唄」の魅力を紹介する。

学生に対する年金制度の欠陥により、重い障害を負いながらも保障年金のない生活をおくる人々が多くいる。そのような学生無年金障害者に取材し、わが国の社会保険制度に問題提起する。◆かつて大学アメリカンフットボールの花形選手であった男性は、在学時に試合中の事故で重度障害者となった。しかし国民年金に未加入であったために障害基礎年金をまったく受けていない。彼や同じ境遇の無年金の人たちは国に制度の改正を求めている。

現代ラテンアメリカ文学を代表する作家カルロス・フェンテス（メキシコ）の小説を原作にしたラジオドラマ。シリーズ・ラテンアメリカの文学、第５回。◆青年フェリーぺは新聞の求人広告にひきつけられ、老婦人コンスエロを訪ねる。そして未完のままになっている夫の回想録の完成を依頼され、住み込みで仕事を始める。そこには老婦人の姪・アウラという若い娘も同居していた。原作：カルロス・フェンテス、訳と解説：木村榮一。脚色：原田裕文、音楽：菅野由弘。出演：今井朋彦、山本郁子ほか。

北海道にゆかりの人物、開拓や発展に尽くした人物を、ドキュメンタリータッチに朗読で紹介する番組。（２０００年１０月８日放送開始）◆この回は、中山久蔵を取り上げる。明治時代、北海道で初めて稲作を成功させた久蔵。彼は寒冷地稲作の父と呼ばれている。

１９３１年４月６日に放送を始めたＮＨＫラジオ第２放送は、２００１年に７０周年を迎えた。これを記念して各分野で活躍をしている人たちに「私と生涯学習」というテーマで話を聞くシリーズ。◆この回は、作家・作詞家の阿久悠氏を迎える。阿久さんの少年時代、ラジオは夢の玉手箱であったという。ラジオによって夢を膨らませていた少年時代の思い出を、自伝的小説「ラヂオ」の話を絡めて語ってもらう。聞き手：好本恵。ＮＨＫラジオ第２放送７０周年記念番組。

１９３１年４月６日に放送を始めたＮＨＫラジオ第２放送は、２００１年に７０周年を迎えた。これを記念して各分野で活躍をしている人たちに「私と生涯学習」というテーマで話を聞くシリーズ。◆この回は、作家の阿刀田高氏を迎える。目で読む小説はもちろん、声を出して読む作品も大事にしているという阿刀田さん。作家生活２５周年を迎え、１００冊目の短編集「花あらし」を出版した阿刀田さんに、短編小説やラジオとの関わりについて語ってもらう。聞き手：好本恵。ＮＨＫラジオ第２放送７０周年記念番組。

高齢者の割合が全国平均を上回る山梨県。なかでも早川町茂倉地区の場合、人口の大半を７０歳以上の女性が占めている。夫は鉱山事故や病気で亡くなり、彼女たちが取り残された形である。明るく振舞い、たくましく生きるおばあさんたちだが、時おり明日への不安の影がよぎる。彼女たちの重みのある一言、一言を伝える。ＹＢＳラジオスペシャル。