北海道にゆかりの人物、開拓や発展に尽くした人物を、ドキュメンタリータッチに朗読で紹介する番組。（２０００年１０月８日放送開始）◆この回は、北海道農業の父エドウィン・ダンとその精神を引き継いだ町村金也を取り上げる。ダンは明治初期にアメリカより指導者として招かれ、８４歳で亡くなるまで北海道の農業開発に大きく貢献した。町村は真駒内牧場の技師としてダンから指導を受けた。

主人公の夏子は３２歳、夫と娘の３人家族。近頃始まった小学生の娘の不登校が悩みのタネである。そんな折、夏子の父親が家を訪れる。夢を追って次から次へと事業に手を出しては失敗を繰り返してきた人物である。作：長川千佳子、音楽：菱沼尚子。出演：斉藤由貴、江原真二郎、中原早苗ほか。

ある中年の仮面夫婦が、真っ暗闇に閉じ込められて仕方なく交わす会話から、いつしか絆を取り戻していく姿を描くドラマ。作：元生茂樹。出演：市原悦子、笑福亭仁鶴。

北海道有珠山の噴火によって避難所生活を余儀なくされた人々とともに、長万部町にある避難所からの生放送。パーソナリティは桂竹丸と堺なおこ。◆長万部町学習文化センターには大型避難所が３つ立ち並び、約７００人の虻田町民が生活している。そこにメインスタジオを設置して、避難住民の笑いと拍手と涙で番組を進行していく。中継班のレポートを交え、町の復興にかける住民たちの強い気持ちを伝える。

一向に減らない「ひったくり」犯罪に対し、大阪府警はついに「ひったくり非常事態宣言」を出した。どうして大阪には２４年間連続日本一というほど、ひったくりが多いのか。加害者、被害者、警察の担当者、さらに都市研究家、心理学者、街路照明の専門家らにインタビューして、その実状と要因を明らかにする。

水俣病問題には、被害者に対する偏見や差別、一般市民と被害者の対立から生まれた地域社会の変化、壊した自然を取り戻す難しさなど、現在、人間社会が抱える様々な問題が凝縮されている。中でも水俣病が発生してから半世紀の間に、地域社会は大きな変貌を遂げた。水俣病資料館で自らの体験を後世に伝える語り部たちの証言を中心に、水俣病が地域社会に与えた影響について検証する。講師は水俣市立水俣病資料館の志水恒雄館長。

日本人の「こころの故郷」といわれる唱歌。しかし、その由来はあまり知られていない。唱歌誕生の道をたどるドキュメンタリー。◆日本最初の音楽教科書「小学唱歌集初編」が編纂されて１２０年が経つ。「むすんでひらいて」「春の小川」…日本人ならだれでもなじみのあるこれらの歌が、韓国など東アジアの国で自分たちの国の歌として今も歌われていることが明らかになってきた。韓国では讃美歌として歌われている唱歌もあるという。歴史をたどり、唱歌集の選曲に秘められた謎を解いていく。

ジョン・レノン没後２０年、命日の前日にあたる２０００年１２月７日、ＧＬＡＹのリーダーＴＡＫＵＲＯがニューヨークの自宅にオノ・ヨーコを訪ねる。いまだジョンの息吹が漂うダコタハウスでのヨーコへのインタビュー、ニューヨークにあるジョンゆかりの場所への訪問など、ＴＡＫＵＲＯが自らの想いを語りながら、今なお生き続ける「ジョンの魂」に迫る。副題「ＳＰＥＣＩＡＬ　ＴＨＡＮＫＳ　ＪＯＨＮ　ＬＥＮＮＯＮ」。