霊場・恐山がある青森県むつ市の下北文化会館で、１０００人の観客の前にして「イタコの口寄せ（降霊）」をテーマにしたラジオドラマを公開収録。◆男イタコを生業とする伊太郎が、インチキな口寄せで悲喜劇を巻き起こす。収録会場に集まった観客たちも時に効果音作りに参加し、舞台と一体となってドラマを盛り上げる。脚本：畑澤聖悟。出演：伊奈かっぺい、黒石八郎、岸千恵子ほか。

ウィークデイの昼下がり、ふるさと山陰の民話と洋楽ポップスをティーブレイク感覚で送る。鳥取民話研究会の協力を得て、伝承の機会を失いつつある民話を正確な方言の語りによって伝える。（１９９３年１０月放送開始）。◆島根県石見町に伝わる「半殺しか丸殺しか」を鷲見貞雄さんの語りで、鳥取県東伯町に伝わる「大黒さんと恵比寿さん」を中嶋須美子さんの語りで紹介する。

若狭地方を代表する淡水湖・三方湖で冬に行われる「たたき網漁」は、今では大変珍しい伝統的漁法である。湖底に眠る魚（鯉やフナ）を湖面をたたいて驚かせ、網に囲い込む。そのたたき網漁をする船に聞き手が同乗し、間近で実感する漁の様子を伝える。また漁師たちに湖に寄せる思いや、漁法の変遷を聞く。

北海道にゆかりの人物、開拓や発展に尽くした人物を、ドキュメンタリータッチに朗読で紹介する番組。（２０００年１０月８日放送開始）◆この回は、浅羽靖を取り上げる。北海道有数の古い歴史を持つ、札幌市の北海高校の初代校長である浅羽。彼がたてた開校以来の基本精神は「質実剛健、百折不撓」という言葉で、今も学内に高く掲げられている。

島唄の魅力を時代と文化の枠を超えて伝えようという番組。前半では、唄者出身でシンガーとして活躍しているＲＩＫＫＩ（中野律紀）と、奄美を代表する唄者・築地俊造による伝統的な島唄のライブを展開。後半では、新しい形の島唄の創出を目指し、琴とフルート、ゴスペル、ロックバンド、ＤＪなどのスタイルでの演奏に挑戦する。最後は島唄の「うたあしび」の風習に倣って、出演者全員によるセッション演奏を送る。

アイヌ語の初歩的な文法を、例文をもとに学習する番組。またアイヌの生活や文化が紹介される中で、アイヌ民族のものの考え方や見方について理解を深める。「アイヌ文化振興・研究推進機構」が行う事業の一環として放送。◆第２３回は、文と文をつなぐ言葉について。講師：大須賀るえ子。

岡山県に住む女性は１９５５（昭和３０）年に起きた森永ヒ素ミルク中毒事件の被害者。会社が誤って作ったヒ素入りのミルクを飲み、幼い頃から内臓疾患や肺炎など様々な病に苦しんできた。何年か後にガンを発症する可能性が高いと診断された彼女は、２人の子どもと交換日記を始めた。病気のこと、友人の死などを日記に記しながら、親子は命の尊さについて語り合っていく。

夕方生ワイド「サウンドスプラッシュ」内で、週ごとにテーマを決めて放送している一コーナー。「ＦＭ新潟・ひまわり（をみんなで育てよう）キャンペーン」として、パーソナリティが新潟県内各地へ出かけ、出会った人たちに趣旨を説明してひまわりの種をプレゼント、育ててもらえるように協力を依頼する。そのやりとりと春の風景をあわせて紹介。出演：村瀬充子、番井奈歩、佐藤多恵ほか。