小沢昭一がそのむかし寄席で聞き覚えたという都々逸、さのさ、演歌など唄い、芸人たちの思い出を奔放に語る。（１９９３年１月４日～８日放送の編集版。）

「電話アンケート」「出前カラオケ」「告白～ちょっと危ない昼下がり」「街角スナップ」「川柳広場」などのコーナーで構成された平日午後のワイド番組。パーソナリティーは鈴木昭儀と高梨史江。この回は開幕直前のＪリーグサッカーについての意見、思い出を呼び込む。

地下には「音の海」があり、過去から現在までのさまざまな音が地下の風に乗って集まるという。水道局の地下漏水調査職員の間に伝わる「音の海」伝説に、それを否定していた若手のエリート職員が遭遇する。不思議な世界を幻想的に描く。脚本：藤原智美。出演：清水透、山崎銀之丞、武末充敏ほか。

１９９３年７月１２日夜、北海道の西の海に浮かぶ奥尻島は、巨大地震「北海道南西沖地震」に直撃された。地震発生からわずか５分で大津波に襲われ、火災も加わって、壊滅的な被害となった。この大災害に遭遇しながら九死に一生を得た中村征夫氏の証言と、三保和典作曲演奏のシンセサイザー音楽で構成する。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は杉澤陽太郎さんが出演する４回連続の３回目。◆テーマは「“読む”から“話す”への転換」。テレビ時代になった時、ＮＨＫアナウンサーの読み方話し方は、冷たい硬いという批判があった。昭和４９（１９７４）年「ニュースセンター９時」がスタート、“話そう”とする磯村尚徳キャスターが登場して、アナウンスが転換するきっかけとなった。◆聞き手は加藤昌男アナウンサー。

近年、東京の街にも増えてきたストリート・ミュージシャンを、自らも路上での演奏を愛するサックス奏者・三四朗と共に取材。産業化された音楽にはない新しい可能性、自由な表現を探る。

１９９３年４月石川県珠洲市で市長選挙が行われ、原子力発電所の立地を訴える現職と反原発を訴える候補者との間で激しい選挙戦が繰り広げられた。選挙戦の過程と結果を追いながら、原発をめぐる有権者の声を伝える。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。４回シリーズで演劇評論家の渡辺保さんを迎える。第４回は「粋」と「野暮」について伺う。聞き手は和田篤。