１９９３年は冷害、干ばつで戦後２番目の凶作となり、外国産米が緊急輸入された。そして１２月には政府が米の部分解放を発表する。混乱する米どころの様子を田辺一鶴の講談を交えて伝える。

ＮＨＫが半世紀にわたって記録してきた２万曲の日本民謡の中から紹介する番組。東西異なる地域の唄を聴き比べていく。解説は音楽学者の小島美子さん。◆今回は群馬民謡と徳島民謡の２回目。両県の作業唄を聴く。徳島からは藍つくりの「藍こなし唄（よせ節）」「藍こなし唄（馬子唄）」。群馬からは「上州馬子唄」と、養蚕・機織りの盛んな地らしく「機織唄」。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。随筆家の白洲正子氏は、何かに属さず、ただ自由に歌のみ詠んで生きた平安時代の歌人、西行に共感し、本も書いてきた。３回目は鴫立沢での西行との出会いを語る。

青島幸男東京都知事と岡崎洋神奈川県知事が、それぞれの防災対策に対する考え方と相互の支援体制について、１月の阪神淡路大震災をふまえて語り合う。

川を中心に自然とどう接し、どう遊ぶかをテーマとしたアウトドアライフ情報・娯楽番組。各界のゲストが水辺の生活を語る。今回は交通史研究家の丹治健蔵氏に荒川を中心とした水運の今昔を聞く。パーソナリティはみなみらんぼう、長沢有起。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。気象学者の倉嶋厚氏は、気象庁からＮＨＫの気象キャスターに転じ、わかりやすく面白い解説で気象知識の普及に尽くしてきた。１回目は「雲の思い出」と題し、青年時代の思い出、７０歳になった今、感じることなどを語る。

新美彰さんは１９４２年にフィリピンに渡り、熊本県出身の男性と結婚し娘をもうけた。しかし終戦の１週間前に娘が亡くなり夫も戦死した。戦後５０年、新美さんはフリーライターの水間摩遊美さんとともに、慰霊のためフィリピンを訪れた。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。斎藤恒氏は、地元医師として３０年にわたって新潟水俣病患者の治療と支援活動に携わってきた。２回目は、どのようにして患者を広く掘り起こし、認定に結び付けていったかを語る。