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ラジオ番組

録音でつづる戦後50年 岩戸景気と産業合理化(1959年)

番組ID
R02466
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放送日時
1995年10月14日(土)17:05~18:50
時間(分)
85
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
スタッフ
概要
NHKに保存されている録音で戦後の50年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。(1995年4月~1996年3月放送)◆この回のテーマは「岩戸景気と産業合理化」1959年を振り返る。ゲストは社会問題評論家・むのたけじさん。◆昭和34年は当時の皇太子殿下と正田美智子さんとの結婚式が行われ、国中がお祝いに沸いた年であった。将来の皇后様が一般の人から選ばれたことに大変感動したとむのさんは振り返る。ご結婚のパレードがテレビ中継をされたことを機にテレビ受信機が飛躍的に普及した。◆ソビエトのロケットが世界で始めて月に到着して科学技術の進歩を人々に感じさせた。米軍基地問題では(後に最高裁の判決で差し戻されることになるが)東京地裁がアメリカ軍の日本駐留は憲法違反であるとの判決を下し、安保改定反対闘争が盛り上がっていった。◆また昭和34年は景気回復と言われる中で石炭産業は大変な不況であり、その一方、工場からの廃水が原因で発生した水俣病が社会問題となった。伊勢湾台風と呼ばれる台風15号が猛威を振るい、多大な被害となったのもこの年であった。

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NHKに保存されている録音で戦後の50年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。(1995年4月~1996年3月放送)◆この回は特集「文豪たちが語った昭和」。作家の坂口安吾、江戸川乱歩、林芙美子、志賀直哉それぞれが、NHKの放送で語った話を再構成して紹介する。◆坂口安吾は昭和24年、42歳の時「朝の訪問」に出演している。その中で推理小説を書くには相当の時間が必要であり「不連続殺人事件」は戦時中から構想を暖めていたという話や、小菅刑務所は美しくするために加工したものを一切使用せず必要なものだけで組み立てたもので、魂を揺り動かす美観があるという話などをしている。◆江戸川乱歩は昭和34年64歳の時「文壇よもやま話」に出演している。乱歩は文学青年ではなかったが、谷崎潤一郎らの小説に出会い刺激を受けたという。そして推理小説と通常の小説との書き方の違いの話や、これから書きたいものは「世界探偵小説史」であるという話などをしている。◆林芙美子は昭和26年47歳の時「若い女性のつどい」に出演し、十代の頃の希望、作家になった動機などを十代の女性の質問に答えている。若い時には本を読み、良い絵を見、良い音楽を聴いて心を豊にすることが大切だと話している。◆志賀直哉は昭和32年74歳の時「朝の訪問」に出演している。若い頃は落語が好きで、大学に入った頃、落語研究会で色々に人の噺を聞いたという。聞き手である桂三木助の先代の三木助は高座で必ず踊ったし、話が本格的で感心して聴いていた。女義太夫なども好きであったと当時をなつかしく振り返る。


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