歌が大好き、ギターが大好き、フォークソングが大好きな人たちがスタジオに集合し、オリジナル曲を披露してもらう番組。青春時代に夢中になったフォークソングを歌い続ける人たち・４組が登場する。彼らの唄うフォークには、彼らの人生が刻まれている。ＭＣは音楽プロデューサーの恒見コウヘイと岩本和弘アナウンサー。

落語家・笑福亭学光が香川県木田郡庵治町大島の国立ハンセン病療養所・大島青松園を訪問し、詩人・塔和子さんにインタビューする。詩を書くようになったきっかけや、第一詩集「はだか木」を出版するまでのいきさつが語られる。体調の優れない塔さんが懸命に自身の詩を朗読し、その思いを伝える。

平日午前の生ワイド番組。リスナーとの信頼関係を大切にしながら、生放送ならではの「驚き＝サプライズ」を生み出す。パーソナリティは上柳昌彦アナウンサー。（２００２年９月３０日～２００７年９月２８日放送）◆この日は一月一日、テーマは「元日に聴きたいニッポンの唄」。スタジオを出て、元日の銀座を歩きながらの生放送。街の様子を伝えながら、「今年も頑張ろう」という気持ちを込めて「ニッポンの唄」を紹介する。◆朝８時３０分、初詣で賑わう増上寺の境内から番組はスタート。増上寺の次は東銀座へ移動し、歌舞伎座前から銀座四丁目、数寄屋橋、皇居へと歩いて向かう。「ちょっとイイ話」のコーナーも拡大、元日の銀座らしい話を３つ紹介する。偶然出会った街の人たちとのおしゃべりも弾む。

目の不自由な沢村富士子さんがどうしてもわからないこと。それは江戸時代の庶民がどんな生活をしていて、どんな音の中で暮らしていたかということだ。この疑問に応えたのが福岡県筑紫野市出身の落語家・立川笑志。笑志さんは江戸時代の博多の庶民の生活を調査し、生活の中で聞こえてくる音を調べ、それを落語の中に取り入れて、新しい落語を作った。◆番組では、落語を通じて江戸時代の庶民の生活の中の音を再現。太宰府天満宮文書館に沢村さんをはじめ大勢の観客を集めて披露された、笑志さんの創作落語「粗忽の宰府参り」を紹介する。

大阪で５月に開かれる野外コンサート「春一番」を１時間にわたり紹介する。ＤＪは土井コマキ。◆「春一番」は大阪の音楽シーンを代表する伝説的なイベント。１９７１年に始まって７９年に第一幕を閉じるが、１９９５年に復活して２００４年で１０年目を迎える。番組ではゲストに、このコンサートをプロデュースしている福岡風太氏とそのスタッフ、関西在住のバンドｒａｌｌｙｐａｐａ＆ｃａｒｎｅｇｉｅｍａｍａ（ラリーパパ＆カーネギーママ）を迎えて、「春一番」が持つ魅力を伝える。

「スローラジオ」をコンセプトとする平日朝の生ワイド番組。（２００４年４月放送開始）◆今回のテーマは「死ぬこと・生きること」と「死の再生」。きっかけとなったのは、「高校２年の娘を喪った哀しみの中でこの歌を聴き、心が軽くなった」という１通のＦＡＸだった。スタッフが誰も知らなかった「この歌」とは、芥川賞作家で作詞・作曲家の新井満さんが、作者不明の英語の詩を翻訳し、自ら歌う「千の風になって」だった。現代人がなぜこの詩にこれだけ癒されるのだろうか。新井満さんをスタジオに迎え、新井さん自身の確固たる死生観や、リスナーから寄せられたメッセージとともに、生きること、死ぬことを考える。パーソナリティ：岩井克行、高野知香子。

２００３年１２月２５日、奄美群島が日本に復帰して５０年が経った。１９４６～５３年のおよそ８年間、アメリカ軍統治に立ち向かった島民の燃えるようなエネルギーはどこから沸き上がってきたのか。語り部・楠田豊春さんの証言を中心に、復帰当時の様子や復興に伴う“光と影”を描く。◆今こそ開発に頼らない自立的発展が望まれる島で、独自の文化“島唄”を通じて若者たちが立ち上がった。その若者の姿を通して、いつの時代にも逆境に立ち向かう奄美ンチュ（衆）の熱い思い、魂の伝承の様を浮き彫りする。

日露戦争当時、愛媛県松山にはロシア人捕虜収容所が設置されていた。その歴史をドラマ手法で再現し、捕虜と松山の人たちの国際交流を描き、収容所を揺るがした捕虜逃亡事件の裏に隠された物語を推理・展開する。◆日露戦争から百年の時を経たある日、愛媛女学院の教師・神田雅子は郷土史家を名乗る男性の訪問を受け、彼女の曾祖母・武田ゆいについて聞かれる。彼は松山ロシア人墓地にまつわる謎を追っていて、その謎に武田ゆいが関係していたのではと考えていた。◆日露戦争の時代の松山で、ロシア人少尉・ソローキンと武田ゆいの間に芽生えた恋。そして松山捕虜収容所には大事件が発生する。原作：青山淳平「松山ロシア物語」、脚本・構成：田中和彦。出演：桝形浩人、山本清文、片倉艮、弘岡寧彦、戒田節子ほか。