沖縄本島の南、人口数十人の小さな島。島にある只一つの小学校が危機に瀕している。生徒が全員島を離れてしまうのだ。島の小学校を守るため、東京から一人の少年が島にやってきた。小学校１年生の光君。親元を離れながら、ガラリと環境の違う島の中でたくましく育っていく姿をヒューマニティ豊かに描く。◆第２回：島にやって来た光君は、校長先生を始め、島中の皆から大歓迎を受ける。新入生がいなければ、廃校になるところ、光君の入学で小学校は存続することになったのである。今はこの小学校には３年生の女の子・チカちゃん１人だけであるが、光君が１年生に入学すると同時に西表島に転校することになっていた。◆原案：森口豁「子乞い　沖縄　孤島の歳月」。原作：尾瀬あきら、脚色：原田裕文。出演：上村祐翔、藤木勇人ほか。語り：中島陽典。（全１０回）

寝たきりの状態などで病院に通えない患者を自宅で計画的に診察する「在宅医療」。この「在宅医療」専門に取り組んでいる、茨城県つくば市の若手医師の一日を追い、関係者へのインタビューを交えて在宅医療の現状と課題を探る。さらに積極的に在宅医療を取り入れ、夫を自宅で看取った妻の話から、病院ではなく自宅で死を迎える「在宅死」について考える。

Ｊリーグ・浦和レッドダイヤモンズのエースストライカーとしてファンを魅了した福田正博さん。常にケガがついてまわる彼を、人々は「硝子のエース」と呼んだ。番組では、福田さんの選手生活を支えてきた一通の手紙にスポットを当て、関係者へのインタビューを交えながら当時の福田選手の心情に迫る。手紙は浦和レッズ監督時代のホルガー・オジェックさんからのものであった。

クラシック・ファンのために２４時間放送しているチャンネルの中で、自由な音楽の聴き方や新しい入り口を提案するレギュラー番組。（２００２年７月１４日放送開始）。◆この回の放送では、日本人作曲家の埋もれた名曲を発掘しようと設立されたアマチュア・オーケストラ「オーケストラ・ニッポニカ」を取り上げる。２００３年２月に行われた設立演奏会から、初演以来６５年ぶりの演奏となる大澤寿人の「ピアノ協奏曲第３番」をはじめ、橋本國彦、宮原禎次の作品を紹介。戦前に豊かに花開いた日本のオーケストラ作品の世界を検証し、オーケストラ活動への新しい提案とする。

「広島を元気にする放送」がコンセプトの土曜日午後の情報バラエティ番組。パーソナリティは煙石博と松本裕見子。（２００２年４月６日放送開始）。◆この日は「満員御礼ｉｎ広電青春ラジオ号」ということで、広島電鉄の路面電車の中からの生放送。広島駅から広島港（宇品港）、広島港から広電西広島駅（己斐駅）まで放送しながら移動する。元・月刊レジャー広島代表の久村敬夫さんをゲストに迎え、沿線にまつわる「広島今昔物語」を展開。市の中心部では、昔の風景を煙石アナがナレーションで再現する。被爆車両の話も語られる。

落語芸術協会・真打ちの座も「春風亭」の亭号も捨て、５０歳にして沖縄に移住してきた落語家はち好師匠。“落語不毛の地”沖縄で江戸落語を広めるべく活動する師匠だが、その沖縄移住には様々な人との出会いと人生のターニングポイントが隠されていた。はち好師匠の半生を、得意の謎かけを交えて振り返る演芸ドキュメント。レギュラー番組「はち好・噺のハ」のスペシャル。

栃木県茂木町の「ツインリンクもてぎ・ハローウッズ」で毎年行われている、子供の「１ヶ月キャンプ」を取材する。生き生きした子供の表情を音で構成し、たくましく成長していく子供たちの様子を紹介。大人になって忘れかけていた純粋な気持ち、夢を持ち続ける事の大切さなどを伝える。リポーターは落合江美、ナレーションは佐藤望。ＲａｄｉｏＢｅｒｒｙスペシャルプログラム。

宮城県沖地震から２５年、国の研究機関によれば今後３０年以内に宮城県でマグニチュード７以上の地震が起きる可能性は９割以上と予測される。こうした中で市民の地震に対する備えは進んでいるのか。番組では、土地の地盤や家屋の耐震性、地域の防災活動への取り組みや災害弱者への支援、そしてライフラインはどの様に確保されるのかを取材し、防災対策のあり方と防災力の向上について考える。コメンテーターに地震予知連絡会会長の大竹正和氏を迎え、２００３年５月の宮城県北部地震のメカニズムと今後の大規模地震への影響についても聞く。