歌舞伎狂言「東海道四谷怪談」の作者として知られる四世鶴屋南北。彼はなぜあのような陰惨怪奇な芝居を書いたのか。化政期という時代と南北の生きざまを描く。作：高橋辰雄。出演：西田敏行、大塚国夫、藤田弓子ほか。

沖縄から熊本へ学童疎開した人たちが、疎開先で世話になった教師、宿泊先の旅館主などを戦後４０年を経て沖縄に招待する。

脳死後の処置についての医療現場責任者に対するアンケート調査に基づいて、「脳死をもって死」とすることの賛否を問う。

高校の音楽教師でアイヌ音楽研究家の増田又喜さんが、８０年前の樺太アイヌの民謡や言語を録音した貴重な蝋管レコードとその再生音を紹介しつつ、民族の文化を探る。

新潟県高柳町で、越山会が大きな勢力を持つ中、“土建政治”に疑問を持つ青年町議が誕生した。彼の意見を通して辺境の政治学を描く。

山口県議選徳山・都農郡区で同数の得票が出て、くじ引きで当選が決められた。落選した候補は、無効票の中の点字投票が「点字を示す印がない」との理由で無効とされたのは納得できないと異議を申し立てた。

森繁久彌と加藤道子による二人芝居の文芸ドラマシリーズ。音楽は古関裕而。１９５７年４月７日より続く長寿番組。◆「居酒屋兆治」：若き日の恋の思い出を心の奥に秘めている居酒屋のあるじ・兆治、それを知っていて連れ添う女房・茂子。兆治の店を舞台に、夫婦や集う客たちの様々な人間模様を鮮やかに描く。（６回シリーズの第３回）◆原作：山口瞳、脚本：蓬莱泰三。

戦前、戦中、戦後、そして現代へと人々の歴史とともに生き続けてきた昭和の歌謡曲をレコードと話でつづる。司会は加賀美幸子アナウンサー。この回は、ゲストに作曲家の飯田三郎さんを迎えた２回目。曲は「ここに幸あり」など。