テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

時を越えて… あぁ青春のDSK だるま屋少女歌劇団

番組ID
R02726
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2005年05月29日(日)13:00~13:54
時間(分)
49
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
福井放送(FBC)
製作者
福井放送(FBC)
制作社
福井放送(FBC)
出演者
語り:谷戸礼子
スタッフ
構成:重盛政史、演出:重盛政史、制作:福本実、効果:重盛政史
概要
1931(昭和6)年からわずか5年間、福井市に北陸地方で初めて旗上げされた少女歌劇団があった。その名は、だるま屋百貨店が創った「DSK・だるま屋少女歌劇団」。連日、華やかなステージを繰り広げたDSKだったが、その活動を記録した映像や音声は現存しない。◆しかし取材を進めると、元DSK女優の高田富さん宅から当時の台本が見つかった。ただし、そこには歌詞しか書かれておらず、楽譜はない。番組では、高田さんの記憶に残るメロディーをもとに、地元の仁愛女子高校音楽科の協力で採譜を行う。◆女子生徒20名の歌、ピアノ、ハープ、クラリネットの演奏で当時の演目が再現され、時を越えて…!昭和と平成が同じ歌でつながる。◆番組を進行していく女子の口上やファンの声などは、当時のパンフレットからほぼ原文通りに紹介したもの。番組に登場する歌、言葉、その全てが時代の証言となっている。解説は福井県立歴史博物館の笠松雅弘さん。

同じ年代の公開番組

報道特別番組ネットワーク1・17スペシャル 震災10年を超えて

阪神・淡路大震災の記憶を語り継ぎ、次なる災害への備えを呼びかける「ネットワーク1・17」(1995年4月15日放送開始)の特別番組。4組の震災体験者の話から、震災10年の月日を浮き彫りにする。パーソナリティは妹尾和夫と魚住由紀。語り、古川圭子。◆1話めは、神戸復興のシンボルにもなった「はるかのひまわり」にまつわる姉の思い。震災で亡くなったはるかちゃんという少女が生前オウムのえさにと持っていたひまわりが、がれきに花を咲かせた。近所の人たちはこれを「はるかのひまわり」と名づけ、種を集めてさまざまな場所に植え、また全国に種を送り復興のシンボルとなった。しかし姉は複雑な思いを抱いていた。◆2話めは、阪神大震災のことを伝えようと小学生で自転車日本一周を成し遂げた兄弟の10年。自分たちも被災者ながら、仮設住宅に住むお年寄りを助けたい一心で、売り上げの一部が被災者救済にあてられる本を売るため、夏休みに日本列島を横断した。8年前「ネットワーク1・17」に出演したとき、幼い声で一生懸命体験を語っていた兄弟もいまや18歳と15歳。それぞれの夢に向かって進んでいるが、どちらの夢にも震災の体験が原点にあると話す。◆3話めは、まちづくりの10年。区画整理によってまちなみは美しくなったが、利害の対立で人間関係はぼろぼろに傷ついた、東灘区のあるまちに焦点を当てる。震災は勇気の出る話だけではないことを、人々が語っている。◆最終話は、下宿先で大学生の息子を失った家族が語る、震災遺族の10年。一家は「息子の死の意味」をこの10年問い続けてきた。失われたものが帰ってこない苦しみは、10年という節目を迎えてもなお癒されることがないことを、浮き彫りにする。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組