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ラジオ番組

人生の現役でいよう 心に届く介護そして医療を

番組ID
R02738
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放送日時
2005年05月29日(日)10:00~10:40
時間(分)
40
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
山口放送(KRY)
製作者
山口放送(KRY)
制作社
山口放送(KRY)
出演者
語り:村瀬ひとみ、語り:池内博子、語り:竹重雅則
スタッフ
制作:藤屋侃士、演出:村田俊子、技術:村田俊子、構成:村田俊子
概要
山口県山口市にあるNPO法人デイサービスセンター「夢のみずうみ村」には、利用者が元気に過ごせるような様々な仕掛けがある。その日一日何をして過ごすか、プログラムは自分で決める。施設はバリアアリー(在り)。バリアを克服する方法をここで学び、家でも活発な生活が出来るようになる為、敢えてバリアが設けてある。作業療法士である理事長の藤原茂さんは、主体的に生きることが、人生の現役である証だという。◆一方、高齢化率43%の島、周防大島郡に去年「おげんきクリニック」という名前の病院が開業した。医師の岡原仁志さんは、アメリカの医師パッチアダムスに影響を受け、医療に愛と笑いを取り入れ、患者さんと短期間に親しくなる方法として「ハグ」を実践している。◆藤原理事長は「障害がある人の夢は『普通の生活がしたい』こと」と語り、岡原医師は「医師の満足度と患者の満足度は同じ接点を持つのでは」と語る。番組では、ユニークな取り組みを試みる介護・医療の現場に、望ましい介護・医療のあり方を模索する。

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岐阜のでんしゃ 再生への1ノッチ

2005年3月31日、岐阜の路面電車が94年の歴史を閉じた。「街のシンボルが消えた」「廃止は残念」という意見の一方、「分かっていたこと」「仕方ない」との声も聞かれた。◆数十年にわたって企業努力を続けた名古屋鉄道だったが、沿線自治体は軌道敷への自動車乗り入れを黙認。電車の定時運行ができなかった。停留所の安全も確保されず、利用者は危機を強いられた。クルマ優先の行政が乗客の逸走を招き、赤字は年間17億円に。2003年、名鉄はついに路面電車事業からの撤退を表明した。◆その後、新会社が車両の運行に名乗りをあげ、沿線自治体が線路の管理を行うという条件で話が進んだが、沿線人口を多く抱える岐阜市が土壇場で断念。これが廃止への引き金となった。◆現在も線路が残っているため、まだ路面電車復活の可能性はある。実際、沿線企業が名鉄からの施設譲り受けに名乗りをあげている。しかし名鉄は「岐阜市からの働きかけがないと動かない」と交渉を拒否。対する岐阜市長は「民間同士で話し合うべき問題」とかみ合わない。◆欧米の多くの都市では、路面電車を進化させた交通機関・LRT(ライト・レール・トランジット)が活躍し、街の活性化に貢献している。日本でも、国土交通省がLRTの整備を支援する制度を2005年4月から始めたが、岐阜の路面電車を救済することはできなかった。◆専門家は「岐阜市の動き次第で、路面電車の再生は充分ありうる。そのためにはまず、市民が動かなければならない」と指摘する。街づくりの方向性を示すには、まず目の前にある路面電車の問題を解決することが必要だ。そのカギを握るのは、岐阜に暮らす人々である。◆番組では、市民、名鉄、岐阜市、国土交通省など、多方面への取材を織り交ぜて、岐阜の路面電車廃止の経緯、廃止後の現状を見つめる。そして岐阜の街づくり、地方都市の再生について考える。


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