ラジオ番組
幻のカニ そして歌だけが残った
番組ID
R02798
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2005年05月29日(日)00:30~01:00
時間(分)
29
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
STVラジオ
製作者
STVラジオ
制作社
STVラジオ
出演者
スタッフ
概要
北海道根室市で歌い継がれる『根室女工節』。歌詞にある「女工の詰めたる缶詰」とはタラバガニの缶詰のことだ。根室には昭和30年代までタラバガニが大量に水揚げされ、港は活気にあふれていた。◆しかし今、タラバガニはひとつも網にかからない。40軒近くあった缶詰工場も2軒を残すのみだ。現在、北海道で売られるカニはほとんどがロシアからの輸入もの。北海道大学の調査によるとその8割は密漁・密輸によるものだった。密漁・密輸は乱獲による資源の枯渇を招いた。ある鮮魚販売業者は「タラバガニは幻のカニになる」と断言する。◆北海道・食文化の代表格であったはずのカニ。かつてカニの缶詰工場で働いていた女性は「子供たちにカニで栄えた時代を伝えるにはもう『根室女工節』しかない」と断言する。STVラジオ報道スペシャル。