１９８３年５月２６日の日本海中部地震を振り返りながら、災害時にラジオがどう役立ち、何が求められたのかを、聴く側、伝える側、研究者の立場から考えていく。出演は弘前大学人文学部助教授の田中重好氏、応用地質秋田支店の三浦義征氏、東京大学社会情報研究所教授の廣井脩氏。ＡＢＳ秋田放送・ＮＨＫ秋田放送局、共同ラジオ特集番組。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は相川浩さんが出演する連続２回の２回目。◆テーマは「一寸先は闇」。相川さんの座右の銘は“一寸先は闇”である。ただこれは物事の行く末を恐れるということではなく、世の中全般において一寸先は分からないという心構えであるとのこと。放送や人生は先が読めないものの典型だと語られる。◆聞き手は宮川俊二アナウンサー。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。４回シリーズで演劇評論家の渡辺保さんを迎える。第２回は台詞の面からの近松門左衛門、鶴屋南北、河竹黙阿弥について伺う。聞き手は和田篤。

近年、東京の街にも増えてきたストリート・ミュージシャンを、自らも路上での演奏を愛するサックス奏者・三四朗と共に取材。産業化された音楽にはない新しい可能性、自由な表現を探る。

親友が夫と不倫を重ねていることを知った目の不自由な妻が、自宅にその女性を招いたことから起きた事件をミステリータッチで描く。’９２ＡＢＣラジオ・ドラマ脚本コンクールの最優秀作品。作：西田広子。出演：毬谷友子、下條アトム、范文雀ほか。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。４回シリーズで演劇評論家の渡辺保さんを迎える。第３回は男の言葉、女の言葉、それぞれの名台詞などを伺う。聞き手は和田篤。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は鈴木健二さんが出演する連続５回の３回目。◆テーマは「７０年代われらの世界」。月１回、１時間３０分枠で放送された「７０年代われらの世界」は、スペシャル番組の原点になったと鈴木さんはいう。番組で提起した環境問題などの諸問題と、その後の世界について語られる。◆聞き手は中田薫アナウンサー。

元アナウンサーが放送者の立場から昭和史・放送史を証言する番組。この回は杉澤陽太郎さんが出演する４回連続の４回目。◆テーマは「新たな“音のことば”を求めて」。学習院大学の岩淵達治教授から、ＮＨＫアナウンサーのアクセントは正しいが、自然のイントネーションが壊れるときがあるとの指摘があった。日本語現代文は文章としては素晴らしいが、“音の言葉”としてはうまくかみ合わないことになったと杉澤さんは話す。◆聞き手は加藤昌男アナウンサー。