１９０７年（明治４０年）８月１５日、栃木県足利郡御厨町（現在の足利市久保田町）で開かれた盆踊り大会。この時歌われた初代堀込源太こと渡辺源太郎の盆踊り唄から、民謡「八木節」の歴史は始まったといわれている。以来、今日まで約１００年にわたって八木節は歌い継がれてきた。◆ポップスから歌謡曲、ロックに至るまで広く浸透し、日本人の琴線に触れる八木節だが、しかし意外に人々は八木節について理解していない。そこで番組では、初代堀込源太の孫である足利市の書道家・友常太響さんにインタビュー。初代堀込源太が吹き込んだＳＰ音源などをもとに、八木節にまつわる誕生秘話、八木節発展をめぐる新たな真実、平和主義を貫いた初代堀込源太の姿を掘り起こし、紹介していく。音楽ドキュメンタリー番組。

沖縄県出身・在住のインディーズバンド「かりゆし５８」の楽曲の持つ力、曲にまつわるエピソード、リーダー前川真悟の人生観、これからの彼らが歩む道を追う音楽ドキュメンタリー。案内役はタレントの信ちゃんこと津波信一。◆かりゆし５８のヒット曲「アンマー」。それは「お母さん」に捧げた曲である。曲が誕生した由来とは。そして若干２５歳の若者が真正面から堂々と愛を語るパフォーマンスはどこから生まれてくるのか。◆リーダー前川は多感な年頃に親に反抗して横道に逸れた。しかし親元を離れ自活する中で、どんな時も息子を信じ見守ってきてくれた親の無償の愛が見えてきたという。そして親から周囲へと、彼の感謝の気持ちは広がっていった。◆家族愛や平和をダサイと片づけてしまいそうな若者達も、前川の粗削りだがストレートな歌声がうわべだけでないことを敏感に感じ取った。後輩の高校生たちを前にしたライブの様子も伝える。

２００５年３月、レギュラー番組「Ｋ’ｓトランスミッション」に漣健児さんがゲスト出演した時のインタビューをもとに、漣さんの音楽活動の足跡を追いながら彼の作品を紹介する。出演はミュージシャンの坂崎幸之助。◆ゲスト出演から３ヶ月後、漣さんは急逝した。１９６０年代にアメリカンポップスを日本人歌手が日本語で歌うカバーポップスの訳詞を手がけ、数多くの大ヒット曲を生み出した漣さん。番組では関係者への取材を進め、訳詞というより作詞に近いと言われる漣さんの作品群を紹介していく。さらにカバーポップスの時代が急に終焉を迎えた理由や、その後の漣さんの活動も追い、ＪーＰＯＰの黎明期から現在の全盛時代に至る日本のポピュラー音楽史を描く。

沖縄の民謡を紹介して４５周年を迎えた長寿番組。一週間に渡って沖縄各地を回り、公開生放送と録音を行った。◆この日の第２部は、豊見城市のＪＡおきなわ豊見城支店ホールでの収録。演奏される曲は、「ゆいゆい」「ムチチャー小」「永良部恋歌～永良部ゆりの花」ゆいゆいシスターズ、「津堅アッチャメー」「シンターゲーリ遊び」神谷幸一・玉城一美ほか、「ミヤラビ花つみ小」玉城一美ほか、「ホートー口説」神谷幸一ほか。パーソナリティは４０年余りこの番組を担当している上原直彦と、末吉りえ。

毎週日曜午前の生ワイド番組、ＳＴＶラジオ・河村通夫の桃栗サンデー。この日のテーマは「子供に訊かれて困った事、でもこう答えた」。子育てのアドバイスをするとともに、子供たちの質問というフィルターを通して「人として大切なもの」について考える内容。パーソナリティ・河村通夫の体験談を交えながら、リスナーからのメッセージを盛り込んで、「血のかよった」「本質をついた」コミュニュケーションを図っていく。

カリスマミュージシャンとして注目される長渕剛氏と、映画評論家佐藤忠男氏へのインタビューを中心に、普段、身近すぎてあまり真剣に考えることのない「平和」について考える。映画「男たちの大和・ＹＡＭＡＴＯ・」の主題歌を担当した長渕氏の平和に対する熱い想い。そして、太平洋戦争中に一人の少年として生きていた佐藤氏のリアルな体験と、大人になってから客観的に捉えた戦争論。それぞれの分かりやすく、心にしみる話と、平和をイメージさせる音楽で構成する。そして最後に、現代に生きる私たちのこれからの課題を探る。ナビゲーター：渡辺裕介

仙台をテーマにした歌というと、誰でも思い浮かべるのは、さとう宗幸の「青葉城恋歌」である。ところが、それよりも４０年以上も前に発売された「ミス仙台」もまた、様々な人々に愛唱されてきた。仙台の四季を織り込み、「仙台、仙台なつかしや」で締めくくられるこの歌は、どのようにして生まれ、どのように愛され、どのように歌い継がれ、どのように影響を与えてきたのか。そして、そこから浮かび上がる仙台市民にとって「ミス仙台」とは何かを探る。◆七夕まつりで流れる島倉千代子の「ミス仙台」は、実は７０年前の１９３６年に作られた曲である。街頭で、花柳界で、あるいは戦場で、この曲は歌われ、聴かれてきた。出演：島倉千代子、語り：大井健郎。

ＫＢＳラジオ・平日朝の生ワイド番組。パーソナリティは笑福亭晃瓶と中村薫。笑いや和み、あたたかさ、ほっかほかをコンセプトに、身近な生活情報から家庭や地域の絆を感じさせる情報まで、リスナーに心のやすらぎを与える構成。徹底した２ウェイでリスナーの声を通じて番組の楽しさを伝える。（１９９８年４月放送開始）◆この日の放送は…「スポーツ人間模様」スポーツ界で話題の人物をクローズアップ。読売ジャイアンツの原監督を紹介。「ラジオナビ」献血ルームの担当者に話を聞く。「あっちこっちほっかほかだより」ゴールデンウィークにおすすめの行楽地・イノブータン王国を紹介。「ほっかほかラジオレター」作文を通じて親も知らない子ども心を描き、家族の絆の大切さを伝える。今回は夏休みの思い出について小学校２年生の女児が朗読、母親に感想を聞く。「ほっかほかニュースペッパー」京都の景気や格差社会について論じる。「癒しの種」リスナーと出演者、スタッフで運営している番組農園を紹介。「驚き桃の木ほっかほか」“私の日常”をテーマに元気に過ごす秘訣が語られる。