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ラジオ番組

青春アドベンチャー アクア・ライフ〔7〕 フィッシュハート、ウォーターハート

番組ID
R02949
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放送日時
2005年11月22日(火)22:45~23:00
時間(分)
15
ジャンル
recent_actorsドラマ
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK、NHK大阪
出演者
スタッフ
脚本:田中浩司、演出:江澤俊彦、制作統括:谷口卓敬、技術:惣田睦弘、効果:滝澤俊和、選曲:伊藤守恵
概要
大阪局ラジオドラマ脚本懸賞募集の入賞者と、関西在住の気鋭の劇作家・脚本家、10名による、1話完結の短編ドラマの10本シリーズ。今回の通しテーマは《水》。水をめぐる、人情噺、ファンタジー、シリアスドラマなど、バラエティーに富んだ10の全く違う物語を、男女各1人の若手俳優が通しで演じていく。◆第7回「フィッシュハート、ウォーターハート」は、海辺の町を舞台にした不思議な物語。高山は閉館の決まった図書館の館長。ある日、図書館にアルバイト志願の若い女性がやってくる。作:田中浩司。出演:大路恵美、内田健介ほか。◆第32回放送文化基金賞参加番組

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日本初の私鉄電車と松本重太郎

日本で初めての私鉄・阪堺鉄道。今から120年前の1885年12月27日、大阪の難波と堺の手前の大和川停留場を結ぶ7.6キロで開業した。多くの来観人民で埋まった沿線を、イギリス製の機関車「和歌号」は歓声と緊張の中、走り抜けた。阪堺鉄道を立ち上げたのは、当時大阪の経済界でこの人ありと言われていた松本重太郎である。◆開業時、すでに第百三十銀行頭取であった重太郎は、鉄道の建設予定地に立ち、人が通れば小豆の粒を、人力車が通れば大豆の粒を右懐から左懐に入れ替えて通行量調査(今で言うマーケットリサーチ)を行った。暮れも押し迫った12月27日の開業にも、計算されたメディア戦略があった。120年前の新聞内容を再現すると、開業日には花火が打ち上げられ、祝いの餅がまかれ、大阪中の芸子が勢揃いして招待客を接待した。◆重太郎は、鉄道・紡績・ビール・精糖・銀行と起業し、当時の関西経済界を席巻したが、功績にまつわる資料はほとんど残っていない。晩年、紡績事業のつまづきから銀行の取り付け騒ぎが起きて破産するが、「悉皆出します」と一族の全財産を投げ出して潔く引退した。この潔さを小説にしたのが城山三郎、題名は「気張る男」。◆番組は、開業当時の機関車「和歌号」が120年前を回想する形で進行。阪堺鉄道にまつわるエピソードを、重太郎の功績を中心に紹介する。歴史研究者、出生地での伝聞、ひ孫の松本洋さんの証言、ルポライターの現場リポート、各種資料を紹介するアナウンサーが次々に登場、「和歌号」をサポートする。出演は笑福亭小松。


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