テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

ラジオアーカイブスあの時この音 我が思い出の紅白歌合戦 第一夜 歌は時代を映す

番組ID
R02973
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2005年12月29日(木)22:05~22:55
時間(分)
50
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成music_note音楽
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
聞き手:金井直己
スタッフ
制作:石河循一、構成:金井直己
概要
ラジオ放送開始80周年を記念してシリーズで放送する「ラジオアーカイブス・あの時この音」。2夜にわたって「紅白歌合戦」を当時の録音を交えて紹介する。第一夜は音楽評論家の伊藤強氏をゲストに迎え、歌とその時代について話を聞く。聞き手は金井直己。◆紅白歌合戦は昭和26年(1951)に正月のラジオ番組として始まり、後にテレビ放送も開始し、年末の風物詩となった。番組の人気は美空ひばりの人気と共に高まり、彼女がトリを務めた昭和38年には視聴率81.4%を記録した。紹介する曲は「ウスクダラ」江利チエミ、「長崎の蝶々さん」「ひばりの佐渡情話」「哀愁波止場」「ひばりのマドロスさん~りんご追分~人生一路」美空ひばり、「おかあさん」森昌子、「哀愁でいと」田原俊彦、「青い珊瑚礁」松田聖子、「地上の星」中島みゆき、「風雪流れ旅」北島三郎。

同じ年代の公開番組

日本初の私鉄電車と松本重太郎

日本で初めての私鉄・阪堺鉄道。今から120年前の1885年12月27日、大阪の難波と堺の手前の大和川停留場を結ぶ7.6キロで開業した。多くの来観人民で埋まった沿線を、イギリス製の機関車「和歌号」は歓声と緊張の中、走り抜けた。阪堺鉄道を立ち上げたのは、当時大阪の経済界でこの人ありと言われていた松本重太郎である。◆開業時、すでに第百三十銀行頭取であった重太郎は、鉄道の建設予定地に立ち、人が通れば小豆の粒を、人力車が通れば大豆の粒を右懐から左懐に入れ替えて通行量調査(今で言うマーケットリサーチ)を行った。暮れも押し迫った12月27日の開業にも、計算されたメディア戦略があった。120年前の新聞内容を再現すると、開業日には花火が打ち上げられ、祝いの餅がまかれ、大阪中の芸子が勢揃いして招待客を接待した。◆重太郎は、鉄道・紡績・ビール・精糖・銀行と起業し、当時の関西経済界を席巻したが、功績にまつわる資料はほとんど残っていない。晩年、紡績事業のつまづきから銀行の取り付け騒ぎが起きて破産するが、「悉皆出します」と一族の全財産を投げ出して潔く引退した。この潔さを小説にしたのが城山三郎、題名は「気張る男」。◆番組は、開業当時の機関車「和歌号」が120年前を回想する形で進行。阪堺鉄道にまつわるエピソードを、重太郎の功績を中心に紹介する。歴史研究者、出生地での伝聞、ひ孫の松本洋さんの証言、ルポライターの現場リポート、各種資料を紹介するアナウンサーが次々に登場、「和歌号」をサポートする。出演は笑福亭小松。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組