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ラジオ番組

土曜ジャーナル 死を考える授業 がんの助教授と学生たち 生と死をめぐる対話

番組ID
R02976
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放送日時
2006年03月18日(土)22:15~22:55
時間(分)
40
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK、NHK熊本
出演者
語り:高橋美鈴
スタッフ
構成:飯野真理子、制作統括:大橋浩介、制作統括:平石達生、技術:和田厚、効果:紺野孝之
概要
2005年3月、熊本大学教育学部で万羽晴夫助教授の「死を考える授業」が始まった。道徳を教えてきた万羽さんは7年前に肺ガンで倒れ、毎回、最後になるかもしれないという思いを胸に教壇に立ち続けてきた。講義は週1回の計10回。自らの闘病体験や、人を殺した兵士の気持ち、子どもを亡くした親の思いなどをテーマに講義を重ねるにつれ、学生から「リストカットをしている」「人を殺したいと思った」など率直な感想が寄せられるようになった。万羽さんは学生の感想文に返事を添えた資料を次の授業に配り、学生たちとの対話を深める。そして、「死を考えることは、自分の生き方を見つめなおすことだ」と訴える。

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