長野市中心市街地のＴＯＩＧＯ・ＳＢＣ。そのビル内にあるスポーツ好きが集まる仮想空間Ｓｐｏｒｔｓ　Ｃａｆｅには、日頃からスポーツを愛する人たちが集まり、スポーツ談義を交わしている。２００６年のスポーツシーンはトリノ五輪に始まり、ドイツワールドカップに沸き、高校野球早実の佑ちゃんフィーバーからプロ野球の新庄引退まで、彩り豊かに染められた。取材現場でのこぼれ話や音源を交えて、この１年をふり返る。ナビゲーターは生田明子。出演は坂橋克明、永谷脩（スポーツライター）、大西純一（『スポーツニッポン』デスク）、坂橋克明。インタビューゲストは岩瀬孝文、元川悦子。

ラジオ大阪で平日朝放送、団塊世代を意識した情報生ワイド番組。パーソナリティはＳＦ作家のかんべむさしと中西ふみ子アナウンサー。（２００４年４月２日放送開始）◆時間帯ごとの基本コンセプトは、６時台…今朝の新聞から注目のニュースをコンパクトにテンポ良く、７時台…ニュースと特集コーナーの「ラジオナビ」に生活情報もプラス、８時台…１日を元気に過ごせる生活情報満載。時間ごとにリスナー層が変わることも想定しながら、話題をシフトする。◆この日のコーナー「ラジオナビ」では、人気シリーズ「歌でつづる世相史」を放送。懐かしい「ヒットパレードの時代」を特集する。ＦＡＸやメールを紹介するコーナー「ホームルーム」は「初めてのレコード」がテーマ。団塊世代の懐かしい音楽との思い出をテーマとする。また「アンチ・エイジング」情報も紹介。

詩人のまど・みちおさんは９６歳。まどさんは、子どもは言葉に対して天才的なセンスがあると言う。言葉の響きを体で受け止めることができるからだ。昭和２６年（１９５１）に作られた「やぎさんゆうびん」はナンセンスな詩だと思われがちだが、深いメッセージが込められていた。幼少時は家族と離れ、徳山で祖父と二人で暮らした。身の回りの小動物たちや遥かなものへの思いは、この頃芽生えたのだろうか。２５歳の時、初めて書いた詩５編が北原白秋に認められた。今、まどさんは、五万とあるいのちの中で、一番ひどいことをしているのは人間なのにその反省がないことを悲しく思うと話す。２０年前、まどさんは母校徳山小学校の後輩達に語りかけていた。「…ぞうさんがぞうさんであるということは大切なことなのですよ。人間が人間であるのが大切なのと同じなのですよ…」と。

福島市の食品会社社長の大橋さん（放送当時４９歳）は、６歳の時に血友病と診断され、十代の多くの時間をベッドの上で過ごした。その後、壮絶なリハビリの末、寝たきりの状態を克服したが、１９８１年に骨折が原因で左足を切断。再度のリハビリを経て社会復帰し、父の経営する会社でパンの営業・開発に携わり、１９８８年から日本の風土に合った日本人のためのパン「地ぱん」の製造・販売に着手した。地元福島をはじめ、日本各地の特産品や雑穀などを使ったパンが話題を呼び、現在も常識にとらわれない発想でパンの開発を行っている。彼へのインタビューを中心に、母・長男・主治医ら関係者の話を織り交ぜながら、障害を克服してパン作りに励むその真摯な生き方を紹介する。

人がこの世に生を受け、人と人が偶然出会い人生を営む、そんな当たり前だけれども、今ここに在ることの不思議を描く。◆室井と浜崎は小学生時代、踏切事故に遭いそうになったが、奇跡的に助かった。それから３４年、同窓生の集まりで二人は久しぶりに再会する。そして、偶然乗り合わせた路面バスが大事故に遭い、今度は浜崎が死亡し、室井だけが生き残った。思い返せば、浜崎との出会いも偶然だった。浜崎から別居中の妻への思いを聞いていた室井は、重い気持ちで彼女を訪ねるが、彼女もまた偶然、浜崎に救われていたのだった。作：相良敦子、音楽：北爪道夫、出演：横堀悦夫、山田辰夫、水野ゆふ、ほか

ＭＢＳラジオ平日朝の報道・情報ワイド番組。「誰かにしゃべりたくなる、お出かけ前の情報源」をキャッチコピーに、最新のニュースと生活情報を伝え、独自の切り口で分析する。パーソナリティーは水野晶子と桂かい枝。ニュース解説は毎日新聞の近藤勝重。（２００５年４月放送開始）◆この日はテーマ「世界の中の日本」でリスナーからのＦＡＸとメールを呼び込む。南利幸の「はやみみお天気」は大東市の深北緑地公園から。コーナー「音楽いろいろ、ちょいかじり！」では漣健児氏について紹介。「できるだけ調査します！」は小泉政権の５年間について、辺見庸氏に香山隆司記者がインタビューする。７時台のニュースでは北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）の動きについて、早稲田大学の重村智計教授と電話をつなぐ。「近藤さんのしあわせの雑学」は、男はつらいよ・あじさいと寅さんについて。時事川柳の発表も。

海の民話をもとめて鳥羽・志摩を旅するシリーズ。案内役は、民話伝説をもとにした舞台作品を数多く作っている劇作家・麻創けい子。ドラマのパートが挿入され、時空を越えたミステリアスな世界へ誘う。◆取材地は、海女や漁夫にまつわるさまざまな昔話を収めた「志摩の海女」の著者・岩田準一が生涯の大半を過ごした家「鳥羽みなとまち文学館」。交流のあった江戸川乱歩や竹久夢二の書簡なども展示されている。そして、乱歩の妻のふるさと坂手島。アワビの初どりを競う「しろんご祭り」の行われる菅島。海女の祖を祭る海士潜水女神社（あまかずきめじんじゃ）のある国崎。海女小屋が再現された石鏡漁港。鳥羽、志摩の海女の信仰を集める青峰山正福寺。伊勢志摩でもっとも多くの海女が住む相差では、女性の願いを叶えてくれるという「石神さん」をはじめ、御利益めぐりの場所も紹介する。◆相差で７５才のベテラン海女さんと新人海女さんの２人にインタビュー、海女の暮らしぶりや風習、海への思いを語ってもらう。また海女漁で水揚げされるアワビ漁獲高の変化や生育の様子などを聞くため、志摩市浜島にある三重県科学技術振興センター水産研究部を訪ねる。

茨城県水戸市は「平和作文コンクール」を毎年行っている。平成１８年は市内の学校に通う小学生や中学生から、８千点を超える作品が集まった。戦争を知る祖父母から聞いた戦争体験への感想や考えがつづられる一方、マスメディアから流れる知識しかない児童生徒もおり、戦争の記憶は確実に風化しつつある。番組では戦争体験を次の世代に伝えるため、「平和作文コンクール」入賞者の声と、孫に戦争体験を伝えた祖父母の声などを交えて、戦争とは何かを考える。