テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

米軍再編 基地のまちイワクニの苦悩

番組ID
R03021
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2006年05月28日(日)22:00~22:35
時間(分)
35
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
山口放送(KRY)
製作者
山口放送(KRY)
制作社
山口放送(KRY)
出演者
語り:福谷貞夫
スタッフ
制作:伯野茂樹、制作:谷本啓之、演出:谷本啓之、音声:香川慶一
概要
2006年5月、日米両政府は「沖縄の負担軽減」をキーワードに在日米軍の再編に最終合意した。その結果、岩国は新たな負担を押し付けられる。人口過密地にある厚木基地の空母艦載機部隊が、地方都市の岩国に移転してくるのだ。地元を無視して進められる再編計画。これまで米軍基地に協力的とされていた岩国の市民達が初めて声を発した。移転計画の是非を問う住民投票では、投票者の9割近くが反対票を投じた。在日米軍基地を抱える自治体、そして基地と向かい合いながら暮らす市民達の目線で在日米軍の存在を考える。

同じ年代の公開番組

燈燈無尽 ヒロシマを伝えたい

母親の胎内で被爆した“最も幼い被爆者”原爆小頭症患者たち。身体と知能に障害をもって生まれ、今も苦しみながら生きている。◆女優の斉藤とも子さんは、その原爆小頭症患者たちを見つめ続けるひとり。芝居の役作りのため広島を訪れ、知り合った被爆者の話が斉藤さんの生き方を変えた。斉藤さんは仕事の合間に勉強し大検をクリア。大学に入学し「被爆者の戦後史」を専攻した。◆自費で広島に通って被爆証言に耳を傾けるうち、原爆小頭症患者の存在を初めて知った。胎児の状態で、原爆の強烈な放射線に曝された彼ら。親たちは年老い、我が子の暗い未来を悩みながらこの世を去った。家族の多くはいわれなき差別や偏見から逃れて隠れるように生きてきた。◆斉藤さんは小頭症患者とその家族の会「きのこ会」の会員たちを訪ね続け、散逸していた資料を集め、家族の手記の清書も手がけた。大学院に進んだ後も「小頭症患者とその家族の生きていた証を残したい」と研究を優先し、時には女優の仕事もキャンセルした。◆原爆小頭症患者たちの記録を続ける斉藤とも子さんと、患者と家族との交流を通して、被爆61年目のヒロシマの真実に迫る。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組
葬送の海 ~弔われることのない52年目の真実~

第五福竜丸だけだと思われた南太平洋での被爆事件。その裏に隠され続けてきた巨大被爆事件を調査報道によって浮かび上がらせる。◆当時のマグロ漁船乗組員は、生存していれば60代後半から70代。普通に暮らしていれば元気に第二の人生を謳歌している年代である。しかし調査の結果、彼らの多くがガンなどの被爆によると思われる原因で死亡していた。証言は生々しく、多くの船が実験現場のごく近くで操業していたため、光や音、死の灰を目撃。また、仲間たちの死因についても大きな疑問を抱いていることが分かる。◆これまでこの事件が公にならなかったのは、政治的な隠蔽。魚が売れなくなる事を恐れた漁協による緘口令。そして、魚が売れなくなる事で生活できなくなる事を恐れた乗組員自身の緘黙だった。◆この事件を浮かび上がらせたのは、国でも、行政でも、漁協でもない、1人の高校教師だった。20年にわたる調査によって公文書に記録されているだけでも700隻以上の船が被爆している可能性があることが分かってきた。番組では知られざる巨大被爆事件を描いていく。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組