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ラジオ番組

椎葉うた紀行 26文字のドラマ

番組ID
R03039
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放送日時
2006年05月28日(日)19:00~19:59
時間(分)
59
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成music_note音楽
放送局
エフエム宮崎(JOY FM・FM宮崎)
製作者
エフエム宮崎(JOY FM・FM宮崎)
制作社
エフエム宮崎(JOY FM・FM宮崎)
出演者
スタッフ
企画:鎌田文夫、構成:原田解、演出:鎌田文夫、制作:鎌田文夫、音楽:道本晋一、音声:山田拓生、効果:山田拓生
概要
民謡「ひえつき節」。奥日向の山里・椎葉で生まれたこの焼畑の調べが、素朴な「ワークソング」から叙情的な「パストラル」へと、二つの流れに分岐していく。旋律と歌詞の変化を追い、地元の人や観光関係者などのエピソードやインタビューを交え、全国区の民謡として愛唱されていくプロセスを追う。出演は作家で民謡研究家の原田解、三味線演奏家の村上由哲。◆「庭の山椒の木 鳴る鈴かけて…」と歌う「ひえつき節」は平家落人の娘・鶴富姫と源氏の若武者・那須大八郎の悲恋の歌と思われているが、実は地元で歌い継がれていた歌に源平の悲恋物語の歌詞を付けた人がいた。原田さんは作者を捜してきたが、昭和初期の資料や情報は少なく、捜し続けて12年目、ようやく作詞者は酒井繁一さんで、ブラジル在住だとわかった。原田さんと根気強い調査と、酒井さんとの出会いを振り返る。

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