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ラジオ番組

ラジオ文芸館 蝶

番組ID
R03129
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放送日時
2006年07月09日(日)22:15~22:55
時間(分)
40
ジャンル
recent_actorsドラマ
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
朗読:濱中博久
スタッフ
原作:宮本輝、演出:藤井彩子、制作:清水紀雄、制作:阿部陽子、制作統括:渡部英美、技術:佐藤善次郎、効果:大池隆仁
概要
アナウンサーが文芸作品を朗読するシリーズ。今回は宮本輝作「蝶」。◆昭和50年代の大阪。国電環状線のガード下に、休業日の多い不思議な理髪店があった。車のセールスマンの“私”は一人暮らし。ある日、私は「お化け屋敷」と呼ばれるその理髪店に入ってみようと思い立つ。朗読:濱中博久
受賞歴
ギャラクシー賞(第44回選奨)

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不毛の連鎖~モラルなき森からの伝言~

札幌市郊外の閑静な住宅地。その近くの一見美しい森は、実は北海道でも最大級の不法投棄の現場である。森の中に廃車や電化製品の山がおよそ300mに渡って続いている。◆ゴミの森の主とも言える男性がいる。男性は10年前から森に住み、廃棄物を売るなどして生計を立てている。ゴミではないのか?との追求にも男性は「有価物=商品」だとして、一歩も譲らない。さらに取材の結果、勝手に他人の土地に廃棄物を置いていることも判明した。「誰も迷惑していない」と開き直る男性。◆札幌市はこれまで、民有地であり、男性がゴミではないと主張するため手をこまねいてきた。しかし環境省が去年8月、行政指導の指針を改定したため、市が「廃棄物」だと判断すれば、改善命令や告発が可能になった。札幌市はこの春、雪が解けるのを待って森に入り、ゴミの一掃を目指して男性と交渉を始めた。◆「法律が俺の後から出来た」と勝手な言い訳を並べ、市の担当者と丁々発止のやり取りを繰り広げる男性。会話はかみ合わぬままである。市は最終手段として、行政代執行も視野に入れているが、現場が民有地でもあり、多額の税金の投入には市民の理解が得られない恐れもある。結局現状の打破には男性の合意が必要で、今も堂々巡りが続いている。◆説得する市の担当者と、どこ吹く風の男性。札幌のゴミの森で繰り広げられるゴミを巡る騒動。物言わぬ森からは、今日も男性の作業の音が聞こえてくる。HBCラジオドキュメント。


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