テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

にっぽん音めぐり シリーズ川の旅人〔2〕 高知県・四万十川

番組ID
R03158
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2006年12月26日(火)18:00~18:45
時間(分)
45
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
語り:大沼ひろみ、語り:広瀬修子
スタッフ
効果:畑奈穂子、技術:高橋英明、構成:高石真美子、制作統括:小松隆一
概要
水にまつわる人々の暮らしをゆったりと音で綴る。(4日連続)◆今回の舞台は高知県の四万十川。源流から海まで、川と生き物、そこに暮らす人々を訪ねる。紹介される音は、不入山の源流点、檮原町(ゆすはらちょう)の津野山神楽、大正町のハルゼミと野鳥、幻の八色鳥に魅せられた人々、JR予土線のトロッコ列車「四万十号」、川辺の水遊び、屋形船で川下り、草笛、蛍狩り、河口近い中村市の渡し舟など。語り:大沼ひろみ、広瀬修子(初回放送2004年の再放送)

同じ年代の公開番組

ピノキオの足になったけれど

今年春、大阪市内のステージに、コンテンポラリーダンスを踊る大前光一さんの姿があった。大前さんは3年前の交通事故でダンサーとして大切な左足を失なった。事故の大きなショックの中で、彼を支えたのは「ダンスをしたい」という強い気持ちだった。尊敬するダンサー、Noism(ノイズム)の金森穣さんの言葉が、彼を勇気づけた。大前さんは驚異的な回復力で、義足でのダンスが可能となった。◆障害を負ったことで、大前さんは逆に身体表現としてのダンスに対する考え方を深化させた。日本舞踊、能、世阿弥の花伝書など日本の伝統舞踊の世界にも関心が深まった。◆ダンスをする一方で、生活を維持しなければならない。交通事故の加害者が夜逃げし、賠償は無い。大前さんは生活のため、睡眠時間を犠牲にして3種類の仕事をこなしている。徒歩で小荷物を集配する仕事は義足の足にこたえる。仕事のすき間を捻出し、ダンスに取り組む。大前さんにとってダンスをしている時間が一番充実している。◆障害を持つ身体は大前さんを制約している。しかし彼はダンサーにとって致命的といえる足に障害を受けたことを貴重な体験として受け入れ、制約されることで、時間、動作、物事、人生の大切さを感じている。大前さんは障害を負ったことで、知りえなかったダンスの境地を開拓し、新たなダンスを創造しようとしている。◆ラジオ大阪特別番組。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組