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ラジオ番組

FMぐんま特別番組 戦後60年 語り部たちの証言

番組ID
R03208
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放送日時
2005年08月14日(日)19:00~19:55
時間(分)
56
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
エフエム群馬(FMぐんま・FM群馬)
製作者
エフエム群馬(FMぐんま・FM群馬)
制作社
エフエム群馬(FMぐんま・FM群馬)
出演者
語り:田中香
スタッフ
制作:滝沢功、演出:滝沢功
概要
戦争を体験した群馬県内の4人の方へのインタビューを、当時の流行歌などを交えながら紹介する。◆前橋大空襲で防空壕に逃げ込んだ男性は、壕の中も炎に包まれ、多くの人が苦しみながら焼死した中で奇跡的に助かった。戦時中に教員だった女性は、授業も行えず、「『お国のため』ってお国の何のため?」と自問しながら子どもたちを製糸工場に引率し、空襲では教え子を失った。高崎駅から出征して行く兵士を見送り、戦死者の「無言の凱旋」を迎えた男性。そして15歳の夏に朝鮮で終戦を迎えた女性は、姉弟3人で日本を目指した。語り部たちは、それぞれの立場での戦争体験と共に、今思うことを語りかける。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(第54回報道番組部門優秀)

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戦後60年特別番組 足が生えてこなかった

60年前の1945年、大阪は空襲により「じゅうたん爆撃」にさらされた。アメリカは「戦略爆撃」という航空攻撃により日本人の戦意を喪失させようとし、大阪は日本攻略向けの兵器「B29」と「焼夷弾」によって火の海となった。◆子供にも兵火は及び、命は無事であったものの身体に大きな後遺症を受け、障害を持った人々がいる。足を失った人は、また足が生えてくると信じていたと語る。彼らの後遺症や障害は、物心がついてからは深刻な苦悩となり、言われのないそしりを受ける原因となった。◆彼らは被害者でありながら、軍人や軍属でないという理由から補償や補助もない。当時子供であった彼らが体験した空襲の怖さ、むごさ、そして後遺症、障害のために戦後も続いた苦悩。戦時中より戦後の方が辛かったようだ。◆2005年8月、空襲死没者の名前を刻んだ「平和を願うモニュメント」が大阪に建設される。この建設には被災女性の執念があった。それぞれの心に刻まれた60年という歳月。戦後60年、日本は平和を維持してきた。しかし、この平和はけっして永遠ではない。◆番組は実際に大阪空襲の被害にあった人々を取材し、空襲の恐怖や戦後の苦しみを生々しい肉声で描き出す。ラジオ大阪戦後60年特別番組。


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