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ラジオ番組

詩人、城山三郎が遺したことば

番組ID
R03497
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放送日時
2009年05月24日(日)14:15~15:00
時間(分)
45
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成school教育・教養
放送局
東海ラジオ放送
製作者
東海ラジオ放送
制作社
東海ラジオ放送
出演者
語り:天野鎮雄
スタッフ
構成:川崎慎也、演出:秋田和典、制作:秋田和典
概要
経済小説の第一人者となった城山三郎の文学の原点を、若き日の名古屋在住時代の詩を手がかりに、城山氏の評伝を書いた加藤仁氏と共に読み解く。◆名古屋市にある「文化のみち二葉館」に寄贈された城山三郎の資料の中に、杉浦英一名義で書いた若き日の私家本の詩集が並んでいる。城山氏はかつて海軍特別幹部練習生に志願入隊し、終戦を迎えた。その苦い戦争体験が『叙事詩 夏草の祈り』に描かれている。復員後に文学を志す中での文学者・小林歳雄氏と出会いも、影響を与えていく。そして、『そうか、もう君はいないのか』に綴られた妻容子さんとの出会い。◆加藤氏は、「組織と個人」を描き続けた城山氏の経済小説が、戦後日本への異議申し立てだったのではないかと語る。
受賞歴
芸術祭賞(第64回優秀賞)

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