テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

日本民謡大観 千葉民謡と山口民謡〔2〕

番組ID
R20319
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
1995年12月03日(日)11:40~11:50
時間(分)
10
ジャンル
music_note音楽
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
スタッフ
制作:末次棋一郎、制作統括:村瀬洪
概要
NHKが半世紀にわたって記録してきた2万曲の日本民謡の中から紹介する番組。東西異なる地域の唄を聴き比べていく。解説は音楽学者の小島美子さん。◆今回は千葉民謡と山口民謡の2回目。両県の変わったメロディの唄を聴く。曲目は千葉の「唐臼唄」、山口の「柴刈唄」「草刈唄」。

同じ年代の公開番組

録音でつづる戦後50年 古典芸能の先達(特集)

NHKに保存されている録音で戦後の50年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。(1995年4月~1996年3月放送)◆この回のテーマは「古典芸能の先達」。野村万蔵、喜多六平太、豊竹山城少掾、市川団十郎の芸の一部を聞きながらその人となりを偲ぶ。ゲストは早稲田大学教授の内山美樹子さん。◆狂言の野村万蔵(六世)は明治31年の生まれ。昭和53年に80歳で亡くなる直前まで舞台を努めるなど、充実した芸の生涯を送った。格の高い芸により狂言の地位を高めた一人が野村万蔵であった。◆能の喜多六平太(十四世)は明治7年生まれ。7歳の時に喜多宗家の養子となり、11歳で14代目の家元を継いだ。明治前期に家元になり、芸を築き上げて大正・昭和に名人の名声を欲しいままにするなど、ほぼ1世紀近く活躍を続けた巨人であった。◆文楽の豊竹山城少掾は明治11年東京の生まれ。元々文楽は大阪が本拠地であり、江戸っ子の山城少掾は苦労をしながら文楽を究めた。山城少掾の芸は昭和10年代から24年ごろが全盛期であったのではと話される。◆歌舞伎の市川団十郎(11代目)は明治42年生まれ。昭和37年に団十郎を襲名するが、歌舞伎役者として全盛の56歳で亡くなった。昭和20年代後半から海老様ブームとして人気が高まったが、戦前からその素質は認められていたという。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組
録音でつづる戦後50年 昭和に生きた文豪たち(特集)

NHKに保存されている録音で戦後の50年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。(1995年4月~1996年3月放送)◆この回は特集「昭和に生きた文豪たち」。ゲストに利根川裕さんを迎えて話を聞く。◆川端康成は明治32年生まれ。「雪国」は昭和10年から十年以上の歳月をかけて完成した。「雪国」は10ヶ国以上で翻訳されたが、自分の作品が外国で翻訳されるとは思ってもいなかったと話している。◆谷崎潤一郎は明治19年生まれ。谷崎は文壇の人たちとの付き合いが嫌いで文壇以外の人と付き合っていたという。谷崎は学校が教える文法とは異なる独特の表現方法を持っており、それをマスターした編集者でないと谷崎の担当になれなかったという。◆永井荷風は明治12年東京生まれ。荷風は作家になる前は色々な職業を転々とし、落語家の経験もあるという。小説家はいつも勉強しなければならず、大変な仕事だと話している。◆武者小路実篤は明治18年生まれ。始めの頃はトルストイに傾向し、明治43年25歳の時には雑誌「白樺」を創刊している。実篤75歳の時に作家尾崎士郎との対談で自分の少年時代からの性格などについて話をしている。◆野上弥生子は明治18年大分県の生まれ。夏目漱石の門下に入り、99歳で亡くなるまで数多くの作品を残した。野上は結婚が早かったが、作家と家庭生活をどう調和させるか苦しんだという。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組