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ラジオ番組

よみがえる話芸 節談説教

番組ID
R20766
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放送日時
2012年05月27日(日)14:00~14:45
時間(分)
46
ジャンル
school教育・教養brush演芸
放送局
東海ラジオ放送
製作者
東海ラジオ放送
制作社
東海ラジオ放送
出演者
語り:神田京子
スタッフ
構成:高橋真裕美、演出:松波宏治、制作:秋田和典、制作:北敏明、技術:杉浦実
概要
東海ラジオの社内で見つかった三十数年前の情報番組の録音テープの中に、名古屋の浄土真宗のお寺の住職、祖父江省念さんの節談(ふしだん)説教が収録されていた。節談説教は落語、講談、浪曲、浄瑠璃など日本の話芸の源流といわれ、僧侶が節をつけて信者に教えを説いた説教が起源と考えられる。江戸時代から昭和初期まで盛んだったが、戦後に衰退。1970年代に小沢昭一氏らの尽力で再び脚光を浴びたが、そのきっかけになったのが祖父江さんだった。きわめて芸能的な表現の節談説教だが、あくまでも布教活動だ。人気説教師は大会場の信者を熱狂させ、説教が終わると念仏が湧き起こったという。祖父江さんの説教は「一声、二節、三男」の三拍子が揃っていると評され、それまで節談説教に興味のなかった若者まで惹き込んだ。その魅力と人物像を、講談師神田京子の名調子と、実際の節談説教の演目、佛教大学名誉教授の関山和夫氏、祖父江さんの孫娘・佳乃さんへのインタビューで描く。佳乃さんは節談説教の後継者としての活動も始めている。

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