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ラジオ番組

核と向き合う ヒロシマからフクシマ

番組ID
R20820
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放送日時
2011年08月06日(土)07:00~08:55
時間(分)
60
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
中国放送(RCC)
製作者
中国放送(RCC)
制作社
中国放送(RCC)
出演者
司会:吉田幸
スタッフ
演出:岡本幸、制作:柏原清純、技術:数井克幸
概要
2時間の生放送で送る原爆の日特別番組。原爆の記憶の風化が懸念される中、東京電力福島第一原発事故によって被曝は多くの人に身近な問題になった。特に放射性物質が食品や呼吸を通じて体内に取り込まれる内部被曝が危惧されている。二人の内部被曝の専門家と共に、放射性物質という見えない敵と内部被曝の危険性を考える。広島の医師、肥田舜太郎氏は被爆者の症状から放射線の影響を感じていたが、内部被曝とはっきりわかったのは30年後だったと語る。琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬氏は物理学の観点から内部被曝の危険性を訴え続けてきた。両氏による解説と、内部被曝を経験した女性の証言を聞く。広島の原爆が撒き散らした放射性物質は負傷しなかった人の体にも取り込まれ、66年経った今も新たな癌を発症させている。国は原爆の内部被曝を認めていない。肥田さんらは福島から自主避難中の母親の不安や疑問に答え、今後の生活について助言する。平和記念式典では総理発言に注目が集まるが、核廃絶、脱原発の具体策は示されなかった。矢ケ崎さんは、私たち自身が目覚めて声を上げなければ事態を改善できない、と訴える。(60分の編集版を公開)

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