テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

きたやまおさむ あの素晴らしい愛について Re-folk番外篇

番組ID
R20857
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2011年12月25日(日)20:00~20:55
時間(分)
52
ジャンル
school教育・教養music_note音楽
放送局
エフエム福岡(FM FUKUOKA・FM福岡)
製作者
エフエム福岡(FM FUKUOKA・FM福岡)
制作社
エフエム福岡(FM FUKUOKA・FM福岡)
出演者
スタッフ
企画:佐藤慎子、企画:生越盛幸、構成:佐藤慎子、制作:佐藤慎子、制作:生越盛幸、技術:生越盛幸
概要
若い世代からフォークを見つめ直す「Re-folk」の特別番組。◆一人の人間を失った人間を失意の底から救ったのもまた、一人の人間だった。元ザ・フォーククルセダーズのメンバーのきたやまおさむさんは、精神科医、そして九州大学の教授としての人生を過ごしてきた。彼のモットーは「音楽のための人生ではなく、人生のための音楽」。朋友、加藤和彦との音楽を老後の楽しみにしていたが、九州大学退職を5ヶ月後に控えた2009年にその友を失い、もう音楽を止めようと思ったという。しかし、ある出会いをきっかけに思い直す。2011年6月、「きたやまおさむレクチャー&ミュージック」が開催された。精神科医として愛とは何かを考えるレクチャーと、音楽で構成されたライブである。日本画の母子像を精神分析の観点から読み解き、「つながり」を考察。きたやまさんが体験した加藤さんとの別れは、東日本大震災で多くの人が体験した「喪失」に通じる。彼は、このような時だからこそ、つながりに目を向けてほしいと呼びかける。

同じ年代の公開番組

共生の民 40年目の衝撃 ~崩れた安全神話・若狭湾の憂い~

福井県の美浜原発は1号機が運転開始40年を迎え、後継炉の構想が浮上している。地元丹生地区の区長は、古い原発は不安だから新しい原発が必要だと考えている。同地区の町議会議員も、地域が雇用や経済の面で長年密接にかかわってきた現実も踏まえ、原発と安全に共生していくしかないと話す。一方、丹生から2キロ離れた敦賀市白木には、高速増殖炉もんじゅがそびえる。去年、ナトリウム漏れ事故から14年5か月ぶりに運転再開を果たし、未来のエネルギー確保に向けた国家プロジェクトは再開した。このもんじゅの誘致に取り組んだ男性は、60年以上ふるさとの出来事を綴っている。そこには、過疎からの脱却を目指した地域の思いがににじむ。東日本大震災による福島第一原発の事故は、原発と共生するリスクをまざまざと見せつけた。事故から1ヵ月後の敦賀市の市長選挙で、現職の河瀬氏は「あのような事故は絶対に起こさせない」と支持を訴えて当選、原発と今後も共存共栄する姿勢を打ち出す。事故の終息の兆しが見えない中、政府は原子力重視のエネルギー政策の見直しを表明。長年原発と共生してきた「共生の民」は、複雑な思いでその行方を見つめている。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組