テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

3.11みやぎの子どもたちスペシャル こころのことば、鉛筆に込めた思い

番組ID
R21268
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2014年03月30日(日)11:05~11:55
時間(分)
42
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
東北放送(TBC)
製作者
東北放送(TBC)
制作社
東北放送(TBC)
出演者
ナレーション:大久保悠
スタッフ
構成:大久保悠、ディレクター:大久保悠、プロデューサー:鈴木俊樹、技術:櫻井涼輔、取材:大久保悠
概要
2013年4月から放送している「3.11みやぎの子どもたち」では、文集「作文宮城特別編 あの日の子こどもたち」の中から作品を毎週ひとつずつ朗読している。宮城県内の子どもたちが、東日本大震災が起きた2011年の夏に書いた作文や詩だ。その中の、ある少年が書いた作文「ぼくのふるさと」には、大好きなふるさとへの思いや家族や友達の大切さが綴られていた。しかし、少年が生まれ育った町の名前が出てこない。取材を重ねると、震災で町を離れざるを得なかった時の悲しみや、大好きなはずなのに町の名前を言葉にすることをためらうほど苦しかった胸の内が見えてきた。そんな少年にとって、どこにも発散できなかった苦しみを救ってくれたのが、作文を書くことだった。彼にとって作文とは何か、そして作文を通して向き合い続けた震災からの3年とは。本人や家族、友人へのインタビューなどを通して、少年の思いに迫る。

同じ年代の公開番組

YBSラジオスペシャル 水腫脹満茶碗のかけら 地方病100年の闘い

「水腫脹満」とは、お腹が膨れて衰弱し、やがて死に至る恐ろしい病。古くから山梨県の風土病で、水腫脹満にかかると欠けた茶碗のように元に戻らず死んでしまう、と言い伝えられた。「地方病」とも呼ばれる「日本住血吸虫病」である。明治中期から原因究明が始まった。甲府市の三神医師が病原寄生虫を発見し、長野県出身の宮入博士は日本住血吸虫が寄生する貝を発見(ミヤイリガイと命名)した。昭和町の医師、杉浦健造・三郎親子は住民の治療に尽力した。こうした努力で治療と予防も進み、1996年に終息が宣言された。一方、ミヤイリガイ駆除のための水路コンクリート化で、国の天然記念物だったゲンジボタルが激減。ホタル愛護会が復活に向けて活動している。海外では今もこの病気で毎年2万人以上が死亡している。市立甲府病院元神経内科医長の林さんは長年フィリピンで患者を治療してきた。また、山梨県内で今もミヤイリガイの生息が確認されている。今後の患者発生の可能性も否定できず、100年以上この病と闘った先人達の思いを風化させてはならない。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組