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ラジオ番組

ふるさと新潟 祖国日本 還りついた「うつつの国」

番組ID
R21861
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放送日時
2016年05月29日(日)16:00~16:54
時間(分)
54
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成
放送局
新潟放送(BSN)
製作者
新潟放送(BSN)
制作社
新潟放送(BSN)
出演者
ナレーション:田巻直子、吹き替え:小柳実
スタッフ
企画:吉井秀之、構成:吉井秀之、取材:長江洋子、編集:五十嵐滋章
概要
中国残留孤児の清野さんは72歳、21年前に中国人の妻と共に帰国した。年金6万円と支援金13万円で毎月の生計を立てる。日本語はほとんど話せず、就労経験はない。それでも中国にいるよりはずっと生活は楽だと話す。小野寺さん80歳も残留孤児で、姉を頼って帰国したが、同居を断られて独り暮らしを続けている。彼女も日本語を話せず就労経験もない。入退院を繰り返す日々で、最後にもう一度中国へ行くのが夢だ。国の調査では、中国残留孤児の7割が「日本語に不自由をしない」と回答しているが、新潟放送の独自調査では2割弱。国から支援金をもらっているため、実際には話せないのに不自由をしないと回答した孤児が多くいることも分かった。「優しい日本」の旗印のもと、国は支援策を拡充してきたが、金銭面での支援拡充は自立にはつながらなかった。戦後70年、帰国してから数十年を経ても彼ら残留孤児は、真の祖国、現(うつつ)の国で、夢に描いたふるさとでの人生を取り戻すことは叶わなかった。

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