テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

ラジオ特別番組 戦後70年 戦争の記憶を継ぐ

番組ID
R21943
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2015年08月15日(土)16:10~17:00
時間(分)
48
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
RSK山陽放送(RSK)
製作者
RSK山陽放送(RSK)
制作社
RSK山陽放送(RSK)
出演者
ナレーション:石田好伸、朗読:米澤秀敏、朗読:小林章子、朗読:田中愛
スタッフ
制作:山内基裕
概要
戦後70年にあたり、RSK山陽放送がエリアの人々の戦争体験や手記を募集したところ、100通に迫る貴重な証言が寄せられた。戦争を必死に生き延びたそれぞれの記憶は、市井の人々一人一人に大事な生活があり家族があったこことを語っている。これらの記憶を特別番組で紹介する。前半は岡山空襲の証言。1945年6月29日未明、市街地の6割が火の海となり、少なくとも1700人が命を落とした。その戦火の中を必死で生き延びようとした4人の手記を朗読する。空襲を生き延びたのにその後病気になり、病院が焼けて適切な処置が受けられず、命を落とした人もあった。ほかにも、生々しい終戦時の記憶、外地での壮絶な脱出劇、引き揚げた後の厳しい生活など、戦争に翻弄された人生そのものが語られている。

同じ年代の公開番組

幻の詩人・村次郎がいた風景 十日市秀悦と八戸鮫町の旅

青森県八戸市出身の村次郎(むら・じろう)は、幻の詩人と呼ばれている。生前世に出した詩集は、昭和20年代に制作されたわずか2冊だが、彼の詩は文芸雑誌で高く評価され、将来の活躍が期待されていた。しかし、老舗旅館の長男だった村は、旅館をつぐため、若くして筆を折ったと言われている。その後は詩集を発表することもなく、地元でも忘れ去られていた。喜劇役者・十日市秀悦も八戸で三代続く食堂の長男として生まれたが、役者になりたくて上京し、38年が経った。なぜ才能を認められた村が、詩人をやめて家業を継いだのか、その背景を求めて、十日市が村の郷里、八戸市鮫町を訪ねると、旅館はすでに解体されていたが、村を知る人々がいた。そして取材を進めて行くうちに、「旅館を継ぐため、筆を折った」と言われている村の、違った一面が明らかになっていく。彼は生涯、詩を書き続けていた。そして、詩の発表をやめたのは家業のためだけではなかったのだ。◆平成27年度芸術祭参加(初回放送2015年5月31日)


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成school教育・教養radioラジオ番組