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ラジオ番組

すばらしき能の世界

番組ID
R22290
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放送日時
2017年05月29日(月)01:00~01:51
時間(分)
52
ジャンル
school教育・教養
放送局
RKB毎日放送
製作者
RKB毎日放送
制作社
RKB毎日放送
出演者
ナレーション:田中みずき
スタッフ
ディレクター:津川洋二、プロデューサー:安田瑞代、技術:塩塚実納
概要
福岡市南区桧原(ひばる)に住む土居善胤さんは、近くの桜の木が花を咲かせるのを楽しみにしていた。ところがある日、その中の一本が道路拡張工事のために切り倒された。1984年(昭和59)3月10日のことだ。翌日、土居さんは残った桜の木の命乞いを短歌に託し、色紙に書いて桜の木に結び付けた。「花あわれ せめては あと二旬 ついの開花を ゆるし給え」と。この短歌が新聞に載り、ついには当時の市長の心を動かして、残りの桜の木は切られずに済んだ。これが桧原桜の物語である。能楽師の久貫弘能さんは、この物語に感動して新作能「桧原桜」を作った。作能、節附は夫で能楽師の白坂保行さん。地謡として出演したのが能楽師の鷹尾維教さんで、子方として出演した当時小学6年生だった植村宙さんだった。能には謡、仕舞、囃子などの要素がある。実際に演じられる能を鑑賞しながら、植村さんほかの出演者の言葉で、能とはどんなものか、能の魅力は何かを聞く。

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