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ラジオ番組

クラシックの迷宮 作曲家・間宮芳生 卒寿(90歳)を迎えて ~NHKアーカイブスから~〔1〕

番組ID
R23288
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2019年06月29日(土)21:05~22:05
時間(分)
60
ジャンル
music_note音楽
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
スタッフ
制作統括:池野雅之、制作:兒玉洋太
概要
音楽評論家の片山杜秀が、古今東西のクラシックの名曲を独創的な視点で論じる音楽番組。(2013年1月放送開始)◆日本を代表する作曲家・間宮芳生の90歳の誕生日を記念し、1965年にラジオオペラとして放送された、間宮芳生の代表作「ニホンザル・スキトオリメ」の初演を2回に分けて放送する(〔1〕はプロローグから第3景までを放送)。また、間宮本人をゲストに迎え、作曲時のエピソードや、再演を終えて改めて感じた作品に対する思いなどを聞く。

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朗読ドラマ 安珍と清姫の物語

今から1000年余り前、聖地熊野は古の人々にとって祖霊のこもる根の国、イザナミが赴いた黄泉の国であったという。若き山伏・安珍が熊野の参拝に訪れた際、常宿としていた真砂庄司清重の娘・清姫は、眉目秀麗の安珍に心を奪われた。心を打ち明けた清姫に、安珍は御仏に使える身と断るが、清姫は首を振り続け、困り果てた安珍は「参詣を終えたら戻ってくる」と偽りの誓いをしてしまった。だが安珍がその誓いを破ったため、清姫は怒りの炎に包まれ、安珍が渡河した川の手前で大蛇へと姿を変える。背後から迫りくる怨嗟の声にひたすら恐れおののく安珍。そして舞台は紀州道成寺の釣り鐘へ。不安や怖れ、様々な感情が二人の若者の間を交錯し、大蛇が吐き出す炎が最後は安珍の潜む釣り鐘を包み込む。悲恋の物語は、ともに踏み越えた川がまるで三途の川であったかの如く、古の熊野、黄泉の国へと深く沈み込んでいくのであった…。語りにより安珍と清姫の物語を終え、清姫の激情と安珍の怖れとの共振を、津軽三味線の弦の震えで表現し、若き二人の物語が黄泉の国へと回収されていく様を描き出す。


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