授業概要

■現代の社会Ａ

1950年代〜2010年代までに制作された番組を視聴し、それぞれの番組の見どころを，テレビにおけるドキュメンタリー文化の長期的な変化に関連づけて説明する。そのような不自然な視聴行動から生まれる「テクストの快楽」を体験し、メディアテクスト分析の基礎的な態度を滋養することを目指す。

利用番組　テレビ1本（ドキュメンタリー）

• 現代の主役　小澤征爾“第九”を揮る（1966／ＴＢＳテレビ）

■コミュニケーション・メディア史

「メディア」と「コミュニケーション」は、それぞれ情報流通におけるいわば媒体、背景、プロセスにあたる基本概念である。したがって、これらの概念をどのように理解するかは、メディア系・コミュニティ系の諸科目において情報社会をどのように分析するかに強く反映する。そこで、これらの概念が情報を扱う⽣物としての⼈間の社会形成にとってどのように関わっていると⾒なされるようになってきたかを、学説史を踏まえて概観することで、情報社会を学ぶための現代的な学問的視座を得る。

利用番組　ラジオ3本（ドキュメンタリー・録音構成）

• 真相はこうだ〔終〕（1946／ＮＨＫ）
• 社会探訪〔４６〕　浅草のジャングルを行く（１）　ある民生委員の日記から（1949／ＮＨＫ）
• 街頭録音　青少年の不良化を何うして防ぐか　ガード下の娘たち（1947／ＮＨＫ）

利用形式

集団視聴